ベッラヴォルタ（2017年生、母ミルククラウン）

ベッラヴォルタ（2017年2月10日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「美しい、綺麗(伊)+人名より」。毛色は栗毛。種牡馬のヴィクトワールピサ（当時10歳）と交配したミルククラウンが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は前田ファーム。主な勝ち鞍は2020年のしゃくなげ賞(1勝クラス)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、前田ファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

加用正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

6月16日、デビュー戦は中井裕二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。馬体重は480kg。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、エールヴィオレに交わされて2馬身差の2着となった。

8月24日、中9週で迎えた2戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（札幌芝1500m 曇/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、抜け出したヤマカツマーメイドに半馬身届かず2着となった。

9月1日、連闘で迎えた3戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1500m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。最後はイッツアワターンと並んで1着同着となった。

11月2日、中8週で迎えた4戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳G3のファンタジーステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。15頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず9着に終わった。

11月24日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳1勝クラスの白菊賞（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は中井裕二騎手（1戦0勝）。6頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く4着に終わった。

12月22日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、2歳1勝クラスの千両賞（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中井裕二騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

3歳（2020年）

2月22日、中8週で迎えた7戦目は、3歳1勝クラス（京都ダート1400m 雨/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

3月21日、中3週で迎えた8戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で大外15番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい12着に終わった。

5月2日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスのしゃくなげ賞（福島芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のローランダーをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

6月27日、中7週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた10戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの湯の川温泉特別（函館芝1200m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では非凡な末脚を披露したが、5着に終わった。

7月5日、連闘で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスのHTB杯（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。

8月2日、中3週で迎えた12戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの札幌道新スポーツ賞（札幌芝1500m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。

8月15日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、3歳以上2勝クラスの羊ヶ丘特別（札幌芝1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で亀田温心騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に終わった。

11月1日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg絞って迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの五色沼特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は菊沢一樹騎手（1戦1勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は川島信二騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に終わった。

4歳（2021年）

5月2日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの山陽特別（阪神芝1400m 曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

5月22日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上2勝クラスの大日岳特別（新潟芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に終わった。

6月19日、中3週で迎えた18戦目は、3歳以上2勝クラスのSTV賞（札幌芝1500m 曇/良）に出走。鞍上は菊沢一樹騎手（2戦1勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

7月11日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの函館道新スポーツ杯（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（3戦1勝）。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に終わった。

7月31日、中2週で迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの美利河特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢一樹騎手（4戦1勝）。15頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

8月22日、中2週で迎えた21戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの手稲山特別（札幌芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で菊沢一樹騎手（5戦1勝）。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に終わった。

8月28日、連闘で迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの摩周湖特別（札幌芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は亀田温心騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、伸びてきたミニオンペール決め手に屈して半馬身差の2着となった。

12月5日、約3か月半の休養明けで迎えた23戦目は、泉谷楓真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず12着に終わった。

2021年12月9日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。