マイネルバロン（1991年生、母ミストレスロルフ）

マイネルバロン（1991年4月9日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のClaim（当時6歳）と交配したミストレスロルフが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）太陽牧場。戦績は、中央平地38戦4勝2着6回。1996年の漁火ステークス(オープン)で2着に入った他、1996年のUHB杯(オープンハンデ)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

平井雄二厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1994年）

7月9日、デビュー戦は蓑田早人騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は494kg。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて8着に終わった。

7月24日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蓑田早人騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

8月6日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蓑田早人騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、抜け出したムッシュマドラスを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

8月21日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で蓑田早人騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を爆発させて、最後は2着のゴールデントリックに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

9月4日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で蓑田早人騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

9月17日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で蓑田早人騎手（5戦1勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、抜け出したオグラテスコを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

9月25日、連闘で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で蓑田早人騎手（6戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露したが、3着に終わった。

10月22日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で蓑田早人騎手（7戦1勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、伸びてきたカシマシデン決め手に屈してハナ差の2着となった。

11月12日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で蓑田早人騎手（8戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のアインボーイに2馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

11月27日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で蓑田早人騎手（9戦2勝）。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

12月24日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で蓑田早人騎手（10戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

4歳（1995年）

1月7日、中1週で迎えた12戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で蓑田早人騎手（11戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露したが、3着に終わった。

1月28日、中2週で迎えた13戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で蓑田早人騎手（12戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では豪脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のダービーベターをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

2月11日、中1週で迎えた14戦目は、春望ステークス（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で蓑田早人騎手（13戦3勝）。15頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

2月25日、中1週で迎えた15戦目は、内外タイムス杯（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で蓑田早人騎手（14戦3勝）。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のカネツクロスに1馬身3/4の差をつけて4勝目を奪取した。

3月11日、中1週で迎えた16戦目は、ハンデG3のマーチステークス（中山ダート1800m 晴/不良）に53kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は16戦連続で蓑田早人騎手（15戦4勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

8月6日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた17戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、巴賞（函館芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての14番人気で16番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は脚色が悪くなり14着に終わった。

8月26日、中2週で迎えた18戦目は、シーサイドオープン（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大西直宏騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

10月14日、中6週で迎えた19戦目は、ハンデ戦の秋嶺ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大西直宏騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したスギノガイセンモンを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

11月5日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた20戦目は、テレビ静岡賞（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大西直宏騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではキレのいい末脚を披露したが、3着に終わった。

11月18日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた21戦目は、霜月ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大西直宏騎手（4戦0勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず8着に敗れた。

12月10日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた22戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の市川ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。最後は垂れてしまい14着に敗れた。

5歳（1996年）

1月15日、中4週で迎えた23戦目は、アレキサンドライトステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鹿戸雄一騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に敗れた。

2月3日、中2週で迎えた24戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の金蹄ステークス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月24日、中2週で迎えた25戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、内外タイムス杯（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、5着に終わった。

3月9日、中1週で迎えた26戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のマーチステークス（中山ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた27戦目は、ハンデ戦の春風ステークス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい13着に敗れた。

4月20日、中3週で迎えた28戦目は、丹沢ステークス（東京ダート2100m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。

7月27日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた29戦目は、タイムス杯（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は蓑田早人騎手（16戦4勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

8月11日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた30戦目は、大沼ステークス（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で蓑田早人騎手（17戦4勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず4着に終わった。

9月1日、中2週で迎えた31戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのUHB杯（函館芝1800m 雨/重）に50kgの軽斤量で出走。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

9月15日、中1週で迎えた32戦目は、漁火ステークス（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は蓑田早人騎手（18戦4勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったサンデーフラッシュに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

10月5日、中2週で迎えた33戦目は、オクトーバーステークス（東京芝2300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蓑田早人騎手（19戦4勝）。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

6歳（1997年）

2月22日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた34戦目は、岩部純二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の内外タイムス杯（中山芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、3着に入り込んだ。

3月1日、連闘で迎えた35戦目は、京葉ステークス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩部純二騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では矢のような伸び脚で急追したが、抜け出したヒロストラートにクビ差届かず2着に惜敗した。

10月19日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた36戦目は、4歳以上1600万下のテレビ静岡賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩部純二騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず14着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた37戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の霜月ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた38戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の福島記念（福島芝2000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。