フリートスペシャル（1995年生、母オリオンファミリー）

フリートスペシャル（1995年5月11日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のリフアーズスペシヤル（当時15歳）と交配したオリオンファミリーが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）真歌田中牧場。戦績は、地方28戦3勝2着4回。1998年の京浜盃(地方重賞)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

柏木一夫厩舎（小林）へ入厩。

2歳（1997年）

12月9日、デビュー戦は桑島孝春騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1000m 曇/稍重）に出走。馬体重は431kg。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月30日、中2週で迎えた2戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のハナパールに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（1998年）

1月23日、中2週で迎えた3戦目は、3歳戦のクロッカス特別（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は桑島孝春騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るトゥインクルジョイを次元の違う末脚でハナ差だけ差し切って制した。

2月23日、中3週で迎えた4戦目は、佐々木竹見騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の京浜盃（大井ダート1700m 晴/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

4月15日、中6週で迎えた5戦目は、3歳地方重賞の黒潮盃（大井ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木竹見騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が衰えて12着に終わった。

8月9日、約4か月の休養明けで迎えた6戦目は、3歳戦のハイビスカス特別（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は張田京騎手（1戦1勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に敗れた。

9月12日、中4週で迎えた7戦目は、セプテンバー特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

10月28日、中6週で迎えた8戦目は、ぎょしゃ座特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で猛進したが、勝ったカネショウマサルにねじ伏せられて4馬身差の2着に敗北した。

12月5日、中4週で迎えた9戦目は、江東区特別（大井ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（4戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では卓出した伸び脚で急追したが、抜け出したスターシービーに3/4馬身届かず2着に敗北した。

4歳（1999年）

5月10日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた10戦目は、こじし座特別（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で張田京騎手（5戦1勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

5月31日、中2週で迎えた11戦目は、りょうけん座特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で張田京騎手（6戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず10着に敗れた。

6月11日、中1週で迎えた12戦目は、こうま座特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で張田京騎手（7戦1勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

6月27日、中1週で迎えた13戦目は、いるか座特別（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は8戦連続で張田京騎手（8戦1勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

7月8日、中1週で迎えた14戦目は、彦星特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で張田京騎手（9戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったタイガーフリークに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

7月24日、中1週で迎えた15戦目は、一般B3四五（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で張田京騎手（10戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったケージーホープにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

8月14日、中2週で迎えた16戦目は、一般B3三（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で張田京騎手（11戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

9月9日、中3週で迎えた17戦目は、C.アントレー騎手を鞍上に迎えて、全日本リーディングジョッキー（大井ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

9月22日、中1週で迎えた18戦目は、マーキュリー賞（大井ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は張田京騎手（12戦1勝）。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた19戦目は、野馬追賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（13戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後はスピンネーカーと並んで1着同着となった。

10月26日、中1週で迎えた20戦目は、ゴールデンオーツ賞（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（14戦2勝）。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

11月8日、中1週で迎えた21戦目は、一般B2三四（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（15戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に敗れた。

11月29日、中2週で迎えた22戦目は、一般B2三（大井ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は桑島孝春騎手（2戦1勝）。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に敗れた。

5歳（2000年）

2月28日、約3か月の休養明けで迎えた23戦目は、望春賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は張田京騎手（16戦2勝）。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

3月19日、中2週で迎えた24戦目は、陽春賞（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（17戦2勝）。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

4月10日、中2週で迎えた25戦目は、トゥインクルオープニング賞（大井ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（18戦2勝）。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

10月16日、約6か月半の休み明けで迎えた26戦目は、柏木健宏騎手を鞍上に迎えて、プロキオン賞（大井ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた27戦目は、レミニス賞（大井ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で柏木健宏騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた28戦目は、霜月賞（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柏木健宏騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は減速してしまい9着に終わった。