エクスプレッサー（2017年生、母ジャッキーテースト）

エクスプレッサー（2017年4月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「表現者。父名より連想。大舞台で豊かな表現力を活かして欲しい」。毛色は鹿毛。種牡馬のスクリーンヒーロー（当時13歳）と交配したジャッキーテーストが17歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2020年の歳末特別(一般C2-1)。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額3,600万円（9万×400口）で一口馬主が募集された。

堀宣行厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

12月1日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったクロスザルビコンにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

12月28日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

3歳（2020年）

7月11日、約6か月半の休養明けで迎えた3戦目は、D.レーン騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

8月22日、中5週で迎えた4戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

2020年8月26日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

10月10日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、多田羅誠也騎手を鞍上に迎えて、一般C3 14（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハルノインパクトに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月1日、中2週で迎えた6戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、リンドウ特別（高知ダート1400m 小雨/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、勝ったブルベアパンサーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

11月15日、中1週で迎えた7戦目は、セクシー山崎隆之特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は多田羅誠也騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のロードワンダーに6馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

11月29日、中1週で迎えた8戦目は、カンラン特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で多田羅誠也騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトウカイバリエンテに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月12日、中1週で迎えた9戦目は、美和子友人誕生日特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で多田羅誠也騎手（3戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のジャストコーズに4馬身の差をつけて断然人気に応えた。

12月26日、中1週で迎えた10戦目は、歳末特別（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は西川敏弘騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリワードブルトンに4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4歳（2021年）

6月26日、約6か月の休養明けで迎えた11戦目は、岡遼太郎騎手を鞍上に迎えて、一般C2-2（高知ダート1600m 雨/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

7月24日、中3週で迎えた12戦目は、修次さん応援特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は多田羅誠也騎手（4戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

8月28日、中4週で迎えた13戦目は、せたなクイズオープン（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は岡遼太郎騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず4着に敗れた。

2022年3月4日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。