トウカイバリエンテ（2017年生、母トウカイレジーナ）

トウカイバリエンテ（2017年4月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋勇敢な（西）」。毛色は青鹿毛。種牡馬のシニスターミニスター（当時14歳）と交配したトウカイレジーナが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者はびらとり牧場。主な勝ち鞍は2021年の瑛ちゃんの誕生日特別(一般C2-4)。

経歴

デビュー前

北出成人厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

10月6日、デビュー戦は亀田温心騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は452kg。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では決め手に欠いて13着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で亀田温心騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に終わった。

11月3日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で亀田温心騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

11月9日、連闘で迎えた4戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

3歳（2020年）

4月26日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は亀田温心騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 小雨/稍重）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で亀田温心騎手（4戦0勝）。15頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

5月31日、中2週で迎えた7戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のビビットラブに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月20日、中2週で迎えた8戦目は、3歳（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るビビットラブを次元の違う末脚で半馬身差し切って断トツの支持に応えた。

7月4日、中1週で迎えた9戦目は、妹尾浩一朗騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のセイペイシェンスに4馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

8月8日、中4週で迎えた10戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1300m 晴/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のヴァーツラフに1馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

8月22日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（高知ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るヴァーツラフを別次元の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

9月6日、中1週で迎えた12戦目は、一般C3 15（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は宮川実騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のベルシックに5馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

9月21日、中1週で迎えた13戦目は、一般C3 12（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（3戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したブルベアパンサーを捕まえ切れず、ハナ差の2着に甘んじた。

10月10日、中2週で迎えた14戦目は、透馬生誕40周年特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で宮川実騎手（4戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のメイショウミツボシに2馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

11月29日、中6週で迎えた15戦目は、カンラン特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で宮川実騎手（5戦4勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったエクスプレッサーに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

12月13日、中1週で迎えた16戦目は、スイセン特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で宮川実騎手（6戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

12月27日、中1週で迎えた17戦目は、ポインセチア特別（高知ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（2戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

4歳（2021年）

1月10日、中1週で迎えた18戦目は、一般C3-4（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は宮川実騎手（7戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったフジコウキに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

1月26日、中1週で迎えた19戦目は、一般C3-2（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は妹尾浩一朗騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では印象的な伸び脚で急追したが、勝ったトモジャブルーノに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

2月14日、中2週で迎えた20戦目は、比企剛士誕生祝い特別（高知ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で妹尾浩一朗騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、クラウンシャインに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

2月28日、中1週で迎えた21戦目は、瑛ちゃんの誕生日特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で妹尾浩一朗騎手（3戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のコパノカリブに1馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

11月13日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた22戦目は、塚本雄大騎手を鞍上に迎えて、祝!スズオコマ特別（高知ダート1600m 晴/重）に出走。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に敗れた。

11月27日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2-4（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で塚本雄大騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず12着に敗れた。