ノボマーチャン（1996年生、母アロートウヘヴン）

ノボマーチャン（1996年4月26日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のフジキセキ（当時4歳）と交配したアロートウヘヴンが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。戦績は、中央平地15戦3勝2着1回、地方5戦1勝。主な勝ち鞍は2000年の富嶽賞(900万下)。

経歴

デビュー前

柴田政人厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1998年）

7月11日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（函館芝1000m 曇/良）に出走。馬体重は456kg。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では猛烈な末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のマジックサークルに3馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

8月2日、中2週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた2戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の函館3歳ステークス（函館芝1200m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

12月27日、約5か月の休養明けで迎えた3戦目は、2歳オープンのホープフルステークス（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい8着に敗れた。

3歳（1999年）

1月5日、連闘で迎えた4戦目は、4歳500万下の若竹賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小野次郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のクリスタルトウジンをハナ差振り切って先頭ゴールを果たした。

10月10日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、4歳以上900万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦1勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

10月30日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上900万下の紅葉特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したタイキトレジャーを差し切れず、1馬身差の2着となった。

11月14日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上900万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（3戦1勝）。17頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では賦性の負けん性を発揮してゴールまで落伍することなく走り切ったがが、6着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた8戦目は、M.キネーン騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の’99インターナショナルジョッキーズ（2）（東京芝1600m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

12月11日、中1週で迎えた9戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は減速してしまい13着に敗れた。

4歳（2000年）

5月28日、約5か月半の休み明けで迎えた10戦目は、5歳以上900万下の富嶽賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（4戦1勝）。17頭立ての6番人気で大外17番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のターフジーニアスに1馬身1/4の差をつけて休養明け初戦を制した。

6月24日、中3週で迎えた11戦目は、5歳以上1600万下の夏至ステークス（東京芝1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（5戦2勝）。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

7月22日、中3週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の信濃川特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小野次郎騎手（6戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

8月13日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下の水郷特別（中山芝1600m 外回り小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で小野次郎騎手（7戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して6番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

9月2日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の袖ケ浦特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小野次郎騎手（8戦2勝）。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に入った。

9月24日、中2週で迎えた15戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の上総特別（中山芝1600m 外回り晴/重）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は垂れてしまい9着に敗れた。

5歳（2001年）

9月9日、約11か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた16戦目は、小野輝彦騎手を鞍上に迎えて、みやこや特別（新潟(地)ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月25日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた17戦目は、五頭連峰特別（新潟(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野輝彦騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のマウンテンガイドに半馬身の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

10月16日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた18戦目は、G3のさくらんぼ記念（上山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小野輝彦騎手（2戦1勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。12着に終わった。

10月31日、中1週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた19戦目は、G1のJBCスプリント（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で小野輝彦騎手（3戦1勝）。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず14着に終わった。

11月21日、中2週で迎えた20戦目は、千曲川特別（新潟(地)ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で小野輝彦騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。