ブートニア（2008年生、母ブーケドレーヌ）

ブートニア（2008年1月19日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のアドマイヤコジーン（当時12歳）と交配したブーケドレーヌが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、地方10戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は2010年のフレッシュステッキ特別。

経歴

デビュー前

1歳のとき、社台コーポレーションから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、キャロットファームによって735万円で落札された。

山崎尋美厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2010年）

10月1日、デビュー戦は今野忠成騎手を鞍上に据えて、2歳（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。馬体重は516kg。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、勝ったダルタニヤンを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

10月25日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、2歳（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったハルサンサンに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

11月15日、中2週で迎えた3戦目は、2歳（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のマーベラスタイムに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

12月20日、中4週で迎えた4戦目は、2歳戦のフレッシュステッキ特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るシーキングザラヴを豪脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

4歳（2012年）

1月6日、約12か月半の休み明けで迎えた5戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、門松特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

1月23日、中1週で迎えた6戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、一般C2二三四（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

2月8日、中1週で迎えた7戦目は、二和特別（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったモエレアンビシャスに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

2月27日、中2週で迎えた8戦目は、一般C1三四（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、抜け出したエンジェルガールを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

4月9日、中5週で迎えた9戦目は、一般C1五六（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（3戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず3着に敗れた。

4月27日、中2週で迎えた10戦目は、一般C1五六（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山崎誠士騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に敗れた。