トレジャーバトル（2006年生、母ヴィクトリークライ）

トレジャーバトル（2006年3月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「財宝戦」。毛色は栗毛。種牡馬のDr Fong（当時11歳）と交配したヴィクトリークライが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡日高町、生産者は追分ファーム。戦績は、中央平地31戦3勝2着5回。主な勝ち鞍は2009年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

戸田博文厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

8月16日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は470kg。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

9月7日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1800m 外回り雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず17着に敗れた。

9月27日、中2週で迎えた3戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

10月11日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、4着を確保した。

11月8日、中3週で迎えた5戦目は、2歳戦のバーレーン賞（東京芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、ニシノルーファスに半馬身交わされて2着となった。

11月22日、中1週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸びを見せたが、勝ったモンテトウルヌソルにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

12月21日、中3週で迎えた7戦目は、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田豊騎手（4戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして、最後は2着のヒルトップシーンをクビ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

3歳（2009年）

1月31日、中5週で迎えた8戦目は、3歳500万下（東京芝2400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田豊騎手（5戦1勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩やかなペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

2月15日、中1週で迎えた9戦目は、3歳500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉田豊騎手（6戦1勝）。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。先手を取り、緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

3月1日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は8戦連続で吉田豊騎手（7戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、伸びてきたポルカマズルカ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

3月21日、中2週で迎えた11戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で吉田豊騎手（8戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

4月4日、中1週で迎えた12戦目は、3歳500万下の山吹賞（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で吉田豊騎手（9戦1勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。

8月2日、約4か月の休養明けで迎えた13戦目は、3歳以上500万下の燕特別（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で吉田豊騎手（10戦1勝）。18頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて15着に敗れた。

8月16日、中1週で迎えた14戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は一杯になって16着に敗れた。

9月6日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で大外15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

9月26日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（11戦1勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のフェイマステイルを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

11月7日、中5週で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

12月20日、中5週で迎えた18戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の千葉テレビ杯（中山ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。敢然と端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、ストロングバサラにアタマ差交わされて2着となった。

4歳（2010年）

1月9日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上1000万下の成田特別（中山ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（12戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、伸びてきたシグナリオ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

1月30日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（13戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい10着に敗れた。

7月24日、約6か月の休養明けで迎えた21戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の三国特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

8月21日、中3週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下の柏崎特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

9月11日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（14戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月26日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた24戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（15戦2勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

5歳（2011年）

1月10日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上1000万下の成田特別（中山ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、3着に入った。

1月29日、中2週で迎えた26戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート2400m 曇/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート2400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、緩やかなペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では少しずつ前との差を詰めて、最後は2着のエーシングレーソロを半馬身振り切って久々に美酒を浴びた。

4月2日、中6週で迎えた28戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

12月10日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた29戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート2400m 晴/重）に出走。鞍上は吉田豊騎手（16戦2勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい7着に敗れた。

6歳（2012年）

1月9日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた30戦目は、4歳以上1000万下の成田特別（中山ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（17戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。主導権を奪い、非常に緩いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい11着に敗れた。

1月29日、中2週で迎えた31戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（18戦2勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後はタレてしまい15着に終わった。