デュアライズ（2016年生、母コージーロージー）

デュアライズ（2016年5月31日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「二つの、二の足」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時14歳）と交配したコージーロージーが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。2022年の卯月ステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、高橋文男によって7,560万円で落札された。

中舘英二厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2019年）

5月25日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。17頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

6月23日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京芝2400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

8月25日、中8週で迎えた3戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のハンターバレーに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月26日、中8週で迎えた4戦目は、3歳以上1勝クラス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦1勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではキレのある末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月14日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京芝2200m 晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを11番手で通過。直線に入ると、前で粘るコパノケネディーを次元の違う末脚で半馬身差し切って2勝目を獲得した。

4歳（2020年）

3月28日、約3か月半の休み明けで迎えた6戦目は、4歳以上2勝クラスの熊野特別（中京芝2200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で荻野極騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

5月10日、中5週で迎えた7戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（東京芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したルヴォルグを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

6月20日、中5週で迎えた8戦目は、3歳以上2勝クラスの町田特別（東京芝2400m 晴/稍重）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に敗れた。

9月5日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの弥彦特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、勝ったパルティアーモに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

11月7日、中8週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの精進湖特別（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に敗れた。

5歳（2021年）

1月9日、中8週で迎えた11戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

2月21日、中5週で迎えた12戦目は、4歳以上2勝クラス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、3着に終わった。

4月25日、中8週で迎えた13戦目は、4歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた14頭をごぼう抜きし、最後は2着のウインドジャマーに1馬身1/4の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

6月13日、中6週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの夏至ステークス（東京ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に敗れた。

7月31日、中6週で迎えた15戦目は、3歳以上3勝クラスの佐渡ステークス（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（4戦0勝）。17頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

9月19日、中6週で迎えた16戦目は、3歳以上3勝クラスのレインボーステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（5戦0勝）。15頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では見せ場なく14着に終わった。

10月24日、中4週で迎えた17戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの甲斐路ステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず7着に終わった。

11月28日、中4週で迎えた18戦目は、3歳以上3勝クラスのウェルカムステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（6戦0勝）。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではいいところがなく16着に終わった。

6歳（2022年）

1月15日、中6週で迎えた19戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのアレキサンドライトステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のバイシュラバナをハナ差振り切って4勝目を手中に収めた。

4月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた20戦目は、卯月ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原明良騎手（1戦1勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

5月1日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦でオープンのブリリアントステークス（東京ダート2100m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原明良騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に敗れた。

7月24日、約3か月の間隔を開けて迎えた22戦目は、ジュライステークス（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原明良騎手（3戦1勝）。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず10着に敗れた。

9月18日、中7週で迎えた23戦目は、ラジオ日本賞（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原明良騎手（4戦1勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず11着に敗れた。

12月28日、約3か月半の休養明けで迎えた24戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、ベテルギウスステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず10着に終わった。

2023年2月15日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。