ヤマノラヴリー（1997年生、母レディランサム）

ヤマノラヴリー（1997年4月8日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のシャンハイ（当時8歳）と交配したレディランサムが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は川上悦夫。戦績は、中央平地3戦0勝、地方33戦5勝2着1回。2000年のリリーカップ(牝ハンデ地方重賞)に勝利した他、2000年のロジータ記念(牝地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

出川克己厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（1999年）

10月6日、デビュー戦は石崎隆之騎手を鞍上に据えて、3歳（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は475kg。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい6着に敗れた。

11月19日、中5週で迎えた2戦目は、3歳（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトベヨムサシに8馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月27日、中4週で迎えた3戦目は、3歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（2戦1勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

3歳（2000年）

1月18日、中2週で迎えた4戦目は、4歳（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のテツトウーカイに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

2月15日、中3週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた5戦目は、3歳戦の’00ベストスパー特別（1）（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石崎隆之騎手（4戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、3着に終わった。

3月8日、中2週で馬体重を前走から17kg戻して迎えた6戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の’00ベストスパー特別（4）（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず7着に敗れた。

4月6日、中3週で馬体重を前走から13kg絞って迎えた7戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のチューリップ特別（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

5月2日、中3週で迎えた8戦目は、3歳戦の’00ベストステッキ特別（3）（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は張田京騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、3着を確保した。

5月18日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定のハンデ戦の4歳（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（5戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

5月25日、連闘で迎えた10戦目は、3歳戦の若松特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（6戦2勝）。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では切れ味光る末脚を繰り出し、3着に入った。

6月27日、中4週で迎えた11戦目は、3歳戦の’00ベストステッキ特別（4）（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（7戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のジャックザダンディに6馬身の差をつけて3勝目を奪取した。

7月28日、中3週で迎えた12戦目は、3歳戦のカンナ特別（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（8戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

8月16日、中2週で迎えた13戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のハイビスカス特別（大井ダート1700m 曇/重）に出走。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

9月12日、中3週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた14戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のゴールデンティアラ賞（大井ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で桑島孝春騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら10番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

10月18日、中4週で迎えた15戦目は、3歳戦の2000川崎フラワー賞10（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は張田京騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。最後は、2着のトップランスタイルに2馬身半の差をつけて制した。

11月14日、中3週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳ハンデ地方重賞のリリーカップ（川崎ダート1600m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のセクシーディナーに半馬身の差をつけて勝利をモノにする

12月14日、中3週で迎えた17戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のロジータ記念（川崎ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったセクシーディナーから1馬身半差の2着となった。

4歳（2001年）

2月6日、中7週で迎えた18戦目は、佐藤隆騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のアメジスト特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

3月7日、中3週で迎えた19戦目は、牝馬限定のハンデ戦の弥生盃（川崎ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（9戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月4日、中3週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた20戦目は、牝馬限定G3のマリーンカップ（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は左海誠二騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って7着に終わった。

6月20日、約2か月半の間隔を開けて迎えた21戦目は、牝馬限定のハンデ地方重賞のエメラルドカップ（川崎ダート1600m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（3戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月5日、中1週で迎えた22戦目は、牝馬限定G2のエンプレス杯（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月8日、中4週で迎えた23戦目は、牝馬限定のハンデ地方重賞のトゥインクルレディー賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は佐藤隆騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

9月30日、中7週で迎えた24戦目は、牝馬限定地方重賞のビューチフル・ドリーマーカップ（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（5戦0勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。最後はスピードが落ちてしまい7着に敗れた。

11月25日、中7週で迎えた25戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、傾山特設（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。

12月23日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた26戦目は、由布岳特設（佐賀ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

5歳（2002年）

1月6日、中1週で迎えた27戦目は、高千穂峰特別（佐賀ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく最後はミカワケンタと並んで5着同着となった。

1月27日、中2週で迎えた28戦目は、鶴見岳特別（佐賀ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月10日、中1週で迎えた29戦目は、雲仙岳特別（佐賀ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（4戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

3月24日、中5週で迎えた30戦目は、牝馬限定地方重賞の九州クイーン賞（佐賀ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で山口勲騎手（5戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月21日、中3週で迎えた31戦目は、地方重賞の開設30周年記念”大天山賞”（佐賀ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で山口勲騎手（6戦0勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた32戦目は、祖母山特別（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で山口勲騎手（7戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず5着に終わった。

5月26日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた33戦目は、国見岳特別（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で山口勲騎手（8戦0勝）。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

7月6日、中5週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた34戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の三春駒特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

8月4日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた35戦目は、3歳以上1000万下の信濃川特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で石神深一騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず6着に終わった。

8月25日、中2週で迎えた36戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の阿寒湖特別（札幌芝2600m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい14着に終わった。