エイシンチーター（2005年生、母アラデヤ）

エイシンチーター（2005年3月8日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋チーター」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスペシャルウィーク（当時10歳）と交配したアラデヤが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は富田恭司。戦績は、中央平地5戦0勝、地方24戦5勝2着8回。主な勝ち鞍は2008年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、富田恭司から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、平井豊光によって997.5万円で落札された。14歳のとき、栄進堂から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場されたが主取りとなった。15歳のとき、栄進堂から「冬季ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場されたが主取りとなった。

坂口正則厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

10月27日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 小雨/稍重）に出走。馬体重は414kg。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、4着を確保した。

11月11日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が悪くなり9着に敗れた。

3歳（2008年）

3月1日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 小雨/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

3月29日、中3週で迎えた4戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はバテてしまい16着に終わった。

7月20日、約4か月の休み明けで迎えた5戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての6番人気で大外18番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり18着に敗れた。

8月26日、中4週で馬体重を前走から28kg増やして迎えた6戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の河端家岐阜・長野旅行記念（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、ハッピーチアーズにアタマ差交わされて2着に惜敗した。

9月9日、中1週で迎えた7戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るインボッカアルーポを別次元の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

9月24日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で急追したが、勝ったリョウガに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

10月13日、中2週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた9戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の橋爪淳也生誕45周年一生健康（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

10月27日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた11戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、一般C16（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のパラダイスブルーに4馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

11月27日、中1週で迎えた12戦目は、一般C11（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

12月10日、中1週で迎えた13戦目は、第16弾頑張れ笠松競馬騎手会（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は浜口楠彦騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のステイビューティーに3馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

12月30日、中2週で迎えた14戦目は、さざんか特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（3戦0勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り7着に終わった。

4歳（2009年）

1月8日、連闘で迎えた15戦目は、一般C15（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

1月22日、中1週で迎えた16戦目は、一般C17（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（5戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ヒシカスタムに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

2月11日、中2週で迎えた17戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、一般C18（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を爆発させて、最後は2着のバトルパリジェンヌを3/4馬身振り切って断トツの支持に応えた。

2月24日、中1週で迎えた18戦目は、梅酒のぱかぱか杯（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（6戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のオグリスティンガーに1馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

3月12日、中1週で迎えた19戦目は、白鷺特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（7戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。

4月8日、中3週で迎えた20戦目は、一般C7（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（8戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、スプリングカラーにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

4月30日、中2週で迎えた21戦目は、一般C7（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（9戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛進したが、サンマルアタックに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

5月15日、中1週で迎えた22戦目は、一般C5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡部誠騎手（10戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、サイキョウケンザンに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

5月28日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた23戦目は、一般C5（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で岡部誠騎手（11戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、コマチに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

6月12日、中1週で迎えた24戦目は、一般C5（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた25戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、一般C4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

7月24日、中3週で迎えた26戦目は、一般C5（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で尾島徹騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで奮闘したが、スプリングカラーにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

8月21日、中3週で迎えた27戦目は、一般B9 C3（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（12戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず7着に敗れた。

9月11日、中2週で迎えた28戦目は、一般C4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（13戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

9月25日、中1週で迎えた29戦目は、一般B9 C3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は東川公則騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。