ブラックベナード（2002年生、母ピンクノポシェット）

ブラックベナード（2002年4月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「黒＋鹿（西）。毛色が黒鹿毛なので」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のビッグサンデー（当時8歳）と交配したピンクノポシェットが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）絵笛牧場。戦績は、中央平地12戦0勝2着1回、地方23戦4勝2着4回。2007年のはなみづき特別(一般)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

ターファイトクラブにて総額600万円（6万×100口）で一口馬主が募集された。

湯浅三郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

12月11日、デビュー戦は赤木高太郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。15頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず8着に敗れた。

12月26日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤木高太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が鈍り12着に敗れた。

3歳（2005年）

5月7日、約4か月半の休養明けで迎えた3戦目は、高野容輔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1200m 曇/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではいいところがなく12着に終わった。

5月28日、中2週で迎えた4戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2500m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず13着に終わった。

6月11日、中1週で迎えた5戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 小雨/良）に出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。先手を取る形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に敗れた。

6月26日、中1週で迎えた6戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、4着を確保した。

7月24日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は高野容輔騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

8月13日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高野容輔騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

8月20日、連闘で迎えた9戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

9月10日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったワキノエクセルにねじ伏せられて7馬身差の2着に敗北した。

9月24日、中1週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤勝己騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

4歳（2006年）

1月28日、約4か月の休み明けで迎えた12戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

4月19日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から13kg増やして迎えた13戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、一般C1（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のムーサイレンスに半馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月13日、中2週で迎えた14戦目は、梯梧特別（荒尾ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中純騎手（1戦1勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。最後は、2着のワイルドコマンダーに3/4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

5月31日、中2週で迎えた15戦目は、一般B2（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中純騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のワイルドコマンダーをクビ差制して先頭ゴールを果たした。

6月14日、中1週で迎えた16戦目は、阿蘇米塚カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中純騎手（3戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月5日、中2週で迎えた17戦目は、尾林幸彦騎手を鞍上に迎えて、不知火賞（荒尾ダート1500m 雨/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったフリークタイムから2馬身差の2着に敗北した。

7月26日、中2週で迎えた18戦目は、俵山カップ（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で尾林幸彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月11日、中1週で迎えた19戦目は、倉岳カップ（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で尾林幸彦騎手（2戦0勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5歳（2007年）

1月9日、約5か月の休養明けで迎えた20戦目は、不知火賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は田中純騎手（4戦3勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

1月24日、中1週で迎えた21戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、M&Kジョッキーズカップ（第4戦）（荒尾ダート2000m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。8着に敗れた。

2月14日、中2週で迎えた22戦目は、吉田隆二騎手を鞍上に迎えて、フェニックス特別（荒尾ダート1500m 曇/不良）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

3月14日、中3週で迎えた23戦目は、はなみづき特別（荒尾ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は尾林幸彦騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月18日、中4週で迎えた24戦目は、一般C1（荒尾ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は田中純騎手（5戦3勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

5月2日、中1週で迎えた25戦目は、一般C1（荒尾ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中純騎手（6戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったナガノコバンからクビ差の2着に甘んじた。

5月22日、中2週で迎えた26戦目は、一般C1（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中純騎手（7戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた27戦目は、一般C1（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中純騎手（8戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のブルーアラオをクビ差制して勝利を手中に収めた。

6月20日、中1週で迎えた28戦目は、御田植特設（荒尾ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で田中純騎手（9戦4勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったナンゴクリキオウから1馬身半差の2着に敗北した。

7月4日、中1週で迎えた29戦目は、不知火賞（荒尾ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で田中純騎手（10戦4勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に敗れた。

7月18日、中1週で迎えた30戦目は、大蛇山特設（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で田中純騎手（11戦4勝）。6頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったフジノビームからハナ差の2着となった。

7月31日、中1週で迎えた31戦目は、多良岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で田中純騎手（12戦4勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。3着に敗れた。

8月18日、中2週で迎えた32戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、桜島特別（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月22日、中4週で迎えた33戦目は、一般C1（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中純騎手（13戦4勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月23日、中3週で迎えた34戦目は、銀杏紅葉特設（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中純騎手（14戦4勝）。7頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月21日、中3週で迎えた35戦目は、トパーズ特設（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中純騎手（15戦4勝）。5頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。