コンダクトレス（2015年生、母ファーストチェア）

コンダクトレス（2015年1月19日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「女性指揮者。数少ない女性指揮者の如く活躍を願って。母名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のホワイトマズル（当時25歳）と交配したファーストチェアが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2020年の3歳以上2勝クラス(2勝クラス)。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額1,200万円（3万×400口）で一口馬主が募集された。

小島茂之厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

8月26日、デビュー戦はM.デムーロ騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌ダート1700m 晴/稍重）に出走。馬体重は452kg。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアビームを上がり2位の末脚でハナ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

11月19日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳500万下の赤松賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい8着に終わった。

3歳（2018年）

3月24日、約4か月の休み明けで迎えた3戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり13着に敗れた。

8月18日、約5か月の休み明けで迎えた4戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/稍重）に出走。13頭立ての13番人気で大外13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

11月18日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の土湯温泉特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、抜け出したリリックドラマに半馬身届かず2着となった。

12月15日、中3週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉原誠人騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で16番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。

4歳（2019年）

4月7日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で杉原誠人騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

4月21日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の桑折特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で杉原誠人騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。逃げを打ち、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて抜け出し、最後は2着のハギノカエラに3馬身の差をつけて久々に勝利を挙げた。

7月6日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、3歳以上2勝クラスの松島特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で杉原誠人騎手（4戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。

11月16日、約4か月半の休養明けで迎えた10戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスのフルーツラインカップ（福島芝2600m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で杉原誠人騎手（5戦1勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

5歳（2020年）

1月26日、中9週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた11戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。6頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、超スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、ウィナーポイントにアタマ差交わされて2着となった。

3月15日、中6週で迎えた12戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（中山芝2000m 晴/重）に出走。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

5月17日、中8週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラスのテレ玉杯（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、3着を確保した。

7月11日、中7週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた14戦目は、3歳以上2勝クラスの猪苗代特別（福島芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったココロノトウダイにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

9月5日、中7週で迎えた15戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（札幌芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のハーツイストワールに1馬身半の差をつけて久々に白星を挙げた。

10月24日、中6週で迎えた16戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定オープンの新潟牝馬ステークス（新潟芝2200m 雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい9着に敗れた。

6歳（2021年）

1月31日、約3か月半の休み明けで迎えた17戦目は、4歳以上3勝クラスの美濃ステークス（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（1戦1勝）。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出し、3着に入った。