ココロノトウダイ（2017年生、母フェアリーダンス）

ココロノトウダイ（2017年2月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「心の灯台」。毛色は鹿毛。種牡馬のエイシンフラッシュ（当時10歳）と交配したフェアリーダンスが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2021年の中山金杯(ハンデG3)で2着に入った他、2023年の洛陽ステークス(オープンハンデ)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、星野壽市によって5,832万円で落札された。

手塚貴久厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

7月13日、デビュー戦は丸山元気騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は512kg。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したディアセオリーを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

8月10日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のヴィクターバローズをクビ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

11月3日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、2歳1勝クラスのきんもくせい特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸山元気騎手（2戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエヴァーガーデンを強烈な末脚で半馬身差し切って下馬評通りの実力を証明した。

3歳（2020年）

2月16日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた4戦目は、3歳G3の共同通信杯（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で丸山元気騎手（3戦2勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

3月22日、中4週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた5戦目は、3歳G2のフジテレビ賞スプリングステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で丸山元気騎手（4戦2勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

7月11日、約3か月半の休養明けで迎えた6戦目は、3歳以上2勝クラスの猪苗代特別（福島芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で丸山元気騎手（5戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のコンダクトレスに1馬身1/4の差をつけて3勝目を手にした。

9月21日、中9週で迎えた7戦目は、3歳G2の朝日杯セントライト記念（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で丸山元気騎手（6戦3勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず6着に終わった。

10月31日、中5週で迎えた8戦目は、3歳以上3勝クラスのフルーツラインカップ（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で丸山元気騎手（7戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るベレヌスを交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて4勝目を獲得した。

4歳（2021年）

1月5日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、ハンデG3の日刊スポーツ賞中山金杯（中山芝2000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は9戦連続で丸山元気騎手（8戦4勝）。17頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、勝ったヒシイグアスにねじ伏せられてクビ差の2着に惜敗した。

10月17日、約9か月半の休養明けで迎えた10戦目は、オクトーバーステークス（東京芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で丸山元気騎手（9戦4勝）。18頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はタレてしまい9着に敗れた。

11月14日、中3週で迎えた11戦目は、ハンデG3の福島記念（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で丸山元気騎手（10戦4勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では伸びあぐねて16着に敗れた。

5歳（2022年）

9月4日、約10か月の休み明けで迎えた12戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の新潟記念（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚が止まってしまい15着に終わった。

11月26日、約3か月の間隔を開けて迎えた13戦目は、キャピタルステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では強靭な末脚を披露し、5着に入り込んだ。

6歳（2023年）

1月7日、中5週で迎えた14戦目は、T.バシュロ騎手を鞍上に迎えて、ニューイヤーステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

2月11日、中4週で迎えた15戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの洛陽ステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、抜け出したジャスティンスカイを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

3月12日、中3週で迎えた16戦目は、東風ステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

4月30日、中6週で迎えた17戦目は、谷川岳ステークス（新潟芝1600m 外回り曇/重）に出走。鞍上は丸山元気騎手（11戦4勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、4着に終わった。

2023年6月25日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。