カズノダンシング（2003年生、母カズノマリリン）

カズノダンシング（2003年4月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のコマンダーインチーフ（当時13歳）と交配したカズノマリリンが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）中山牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、中央障害17戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2008年の障害3歳以上未勝利。

経歴

デビュー前

杉浦宏昭厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

12月10日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は466kg。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

12月24日、中1週で迎えた2戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

3歳（2006年）

7月1日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/不良）に出走。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

7月29日、中3週で馬体重を前走から20kg絞って迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

8月27日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

4歳（2007年）

1月20日、約5か月の休養明けで馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた6戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 曇）に出走。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

2月24日、中4週で迎えた7戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。5着に入り込んだ。

3月11日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた8戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

4月29日、中6週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた9戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で田中剛騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。8着に敗れた。

6月2日、中4週で迎えた10戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月8日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 晴/良）に出走。鞍上は田中剛騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったメモリーオブヨークから1馬身1/4差の2着に敗北した。

7月29日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた12戦目は、西谷誠騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内曇/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月25日、中3週で迎えた13戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は田中剛騎手（4戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月15日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は五十嵐雄祐騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5歳（2008年）

1月20日、約4か月の休み明けで迎えた15戦目は、穂苅寿彦騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。6着に敗れた。

3月15日、中7週で迎えた16戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で穂苅寿彦騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。4着に終わった。

4月6日、中2週で迎えた17戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で穂苅寿彦騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったエプソムフォルテから3馬身差の2着に敗北した。

5月4日、中3週で迎えた18戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で穂苅寿彦騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月3日、約3か月の休養明けで迎えた19戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で穂苅寿彦騎手（4戦0勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月24日、中2週で迎えた20戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で穂苅寿彦騎手（5戦0勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月8日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、カタール賞（東京障害芝→ダート3000m 小雨）に出走。鞍上は7戦連続で穂苅寿彦騎手（6戦0勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。5着に終わった。

11月29日、中2週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた22戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は8戦連続で穂苅寿彦騎手（7戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のハルノドトウーに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。