エンドレスファイタ（1989年生、母フアニーバード）

エンドレスファイタ（1989年3月21日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のラツキーソブリン（当時15歳）と交配したフアニーバードが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は早田牧場新冠支場。戦績は、中央平地11戦3勝。主な勝ち鞍は1993年の5歳以上900万下。

経歴

デビュー前

大沢真厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1991年）

10月12日、デビュー戦は岸滋彦騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1200m 雨/重）に出走。馬体重は480kg。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のマルブツビンスキーに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

11月2日、中2週で迎えた2戦目は、2歳G2のデイリー杯3歳ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で岸滋彦騎手（1戦1勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立ち、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり8着に終わった。

11月24日、中2週で迎えた3戦目は、3歳500万下のカトレア賞（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岸滋彦騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。

12月14日、中2週で迎えた4戦目は、3歳500万下の千両賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岸滋彦騎手（3戦1勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

3歳（1992年）

8月15日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた5戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の噴火湾特別（函館芝1200m 曇/重）に出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

8月30日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（函館芝1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩みのないペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコンポーザーに7馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

4歳（1993年）

1月9日、約4か月半の休養明けで迎えた7戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の伏見特別（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい9着に終わった。

1月30日、中2週で迎えた8戦目は、安田隆行騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の宇治川特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい14着に敗れた。

2月6日、連闘で迎えた9戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

3月6日、中3週で迎えた10戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のアテヨーノクラウンをアタマ差振り切って3勝目を挙げた。

4月3日、中3週で迎えた11戦目は、ハンデ戦の道頓堀ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は小池隆生騎手（1戦0勝）。17頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では伸びが劣勢になり16着に終わった。