ホーマンレッド（1992年生、母ハイセイシヨウ）

ホーマンレッド（1992年3月30日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のダンサーズイメージ（当時27歳）と交配したハイセイシヨウが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡穂別町、生産者は山本高義。戦績は、中央平地33戦3勝2着9回。主な勝ち鞍は1997年の5歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

飯田明弘厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1994年）

11月12日、デビュー戦は飯田祐史騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

12月10日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず5着に終わった。

12月24日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で飯田祐史騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい9着に敗れた。

3歳（1995年）

1月8日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で飯田祐史騎手（3戦0勝）。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

1月16日、連闘で迎えた5戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で飯田祐史騎手（4戦0勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、4着を確保した。

1月28日、中1週で迎えた6戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に敗れた。

2月11日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は飯田祐史騎手（5戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、プルラシーザーに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

2月25日、中1週で迎えた8戦目は、4歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（6戦0勝）。5頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、タカヒロオーにクビ差交わされて2着となった。

3月11日、中1週で迎えた9戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るマイネルシーザーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4月1日、中2週で迎えた10戦目は、4歳500万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は飯田祐史騎手（7戦0勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

4月23日、中2週で迎えた11戦目は、4歳500万下（京都ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（8戦0勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

9月9日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で飯田祐史騎手（9戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き5着に終わった。

9月30日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で飯田祐史騎手（10戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

10月7日、連闘で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で飯田祐史騎手（11戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。端に立ち、非常に緩いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

10月29日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で飯田祐史騎手（12戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、伸びてきたワンカラット決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。

11月11日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で飯田祐史騎手（13戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、勝ったカノヤロマンにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

11月25日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で飯田祐史騎手（14戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月16日、中2週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で飯田祐史騎手（15戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

4歳（1996年）

1月13日、中3週で迎えた19戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で飯田祐史騎手（16戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、伸びてきたピアウイング決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

2月11日、中3週で迎えた20戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で飯田祐史騎手（17戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るミスオーロを上がり1位タイの末脚で半馬身差し切ってファンの高評価に応えた。

3月10日、中3週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の中京スポーツ杯（中京芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は12戦連続で飯田祐史騎手（18戦1勝）。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

3月23日、中1週で迎えた22戦目は、細江純子騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の姫路特別（阪神ダート1800m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら14番手で通過。直線では電光石火の末脚を披露し、5着に入り込んだ。

10月6日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた23戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は飯田祐史騎手（19戦1勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったヤエノオトメにねじ伏せられてクビ差の2着となった。

10月26日、中2週で迎えた24戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（20戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

11月9日、中1週で迎えた25戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で飯田祐史騎手（21戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、抜け出したメジロランバダにアタマ差届かず2着に甘んじた。

11月23日、中1週で迎えた26戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で飯田祐史騎手（22戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったフローレスリーフを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

12月15日、中2週で迎えた27戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で飯田祐史騎手（23戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

5歳（1997年）

1月11日、中3週で迎えた28戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で飯田祐史騎手（24戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に敗れた。

2月9日、中3週で迎えた29戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で飯田祐史騎手（25戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のバンブトンニースをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

3月16日、中4週で迎えた30戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で飯田祐史騎手（26戦2勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、4着を確保した。

4月12日、中3週で迎えた31戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で飯田祐史騎手（27戦2勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

5月3日、中2週で迎えた32戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で飯田祐史騎手（28戦2勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったネーハイエンプレスにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

5月25日、中2週で迎えた33戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で飯田祐史騎手（29戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。