フローレスリーフ（1992年生、母ミユキカマダ）

フローレスリーフ（1992年4月22日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のミルジヨージ（当時17歳）と交配したミユキカマダが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）鎌田牧場。戦績は、中央平地13戦3勝2着2回、地方7戦6勝2着1回。主な勝ち鞍は1997年の5歳以上900万下(牝)。

経歴

デビュー前

小林伸義厩舎（北海道）へ入厩。

4歳（1996年）

4月25日、デビュー戦は千葉津代士騎手を鞍上に据えて、一般D（岩見沢ダート1500m 曇/良）に出走。馬体重は484kg。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のヤマフパディーに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月9日、中1週で迎えた2戦目は、一般D（岩見沢ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で千葉津代士騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったレガシースパークからハナ差の2着に甘んじた。

5月20日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、村上正和騎手を鞍上に迎えて、桂沢湖特別（岩見沢ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のジュピターをクビ差制して先頭ゴールを果たした。

6月12日、中2週で迎えた4戦目は、カノープス特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上正和騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のホッカイサクセスに半馬身の差をつけて3勝目をマークした。

7月16日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、浦河ピスカリ館特別（旭川ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で村上正和騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のベストメンバーに1馬身半の差をつけて4勝目を手中に収めた。

8月13日、中3週で迎えた6戦目は、ダイモス特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で村上正和騎手（3戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のタケノロイヤルに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

8月27日、中1週で迎えた7戦目は、アルビレオ特別（旭川ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で村上正和騎手（4戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のアイアイパラダイスに3馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

10月13日、中6週で迎えた8戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたホークブライド決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

11月2日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月23日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のホーマンレッドを3/4馬身振り切って7勝目を手にした。

12月14日、中2週で迎えた11戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして、最後は2着のワインアンドローズをクビ差振り切って8勝目を獲得した。

5歳（1997年）

1月12日、中3週で迎えた12戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩やかなペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸びを見せたが、キョウエイスパイスにクビ差交わされて2着に甘んじた。

2月1日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（3戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のワインアンドローズに2馬身の差をつけて9勝目を収める

3月15日、中5週で迎えた14戦目は、ハンデ戦の御堂筋ステークス（阪神芝2200m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は塩村克己騎手（1戦1勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

4月13日、中3週で迎えた15戦目は、難波ステークス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で塩村克己騎手（2戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚が止まってしまい13着に敗れた。

10月26日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の白秋ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定G1のエリザベス女王杯（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は塩村克己騎手（3戦1勝）。15頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、4着を確保した。

11月30日、中2週で迎えた18戦目は、G2の東海ウインターステークス（中京ダート2300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で塩村克己騎手（4戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では最後まで息が続かず8着に敗れた。

12月20日、中2週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のクリスマスキャロルハンデキャップ（阪神芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で塩村克己騎手（5戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6歳（1998年）

1月18日、中3週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の雅ステークス（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で塩村克己騎手（6戦1勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く14着に敗れた。