シークレットオース（2012年生、母シークレットジプシー）

シークレットオース（2012年3月22日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「秘密の誓い」。毛色は栗毛。種牡馬のゼンノロブロイ（当時12歳）と交配したシークレットジプシーが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地4戦0勝、地方31戦11勝2着4回。2017年の東海クラウン(一般A1 B以上)で2着に入った他、2016年の兵庫クイーンカップ(牝地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

今野貞一厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2015年）

2月22日、デビュー戦は国分恭介騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は462kg。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦し、4着に入った。

7月5日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた2戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1600m 小雨/重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず9着に敗れた。

8月8日、中4週で迎えた3戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

9月27日、中6週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい9着に敗れた。

10月29日、中4週で迎えた5戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のブラックパールに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月25日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の一般C17（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で筒井勇介騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマイファンファーレに7馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

12月18日、中2週で迎えた7戦目は、山下雅之騎手を鞍上に迎えて、一般C12（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、カキツバタに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

12月30日、中1週で迎えた8戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、東渕家結婚4周年メモリアル（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るスピンキャッシュを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

4歳（2016年）

1月15日、中1週で迎えた9戦目は、パンジー特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に敗れた。

1月26日、中1週で迎えた10戦目は、一般C12（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で東川公則騎手（2戦1勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて楽々と抜け出し、最後は2着のキョウワクラウドに3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

2月11日、中1週で迎えた11戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、畜産フェア特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るユーセイシリウスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

2月25日、中1週で迎えた12戦目は、C級チャンピオン特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は東川公則騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のレモンティーに1馬身の差をつけて6勝目をゲットした。

3月8日、中1週で迎えた13戦目は、橘賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（4戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、異次元の末脚を弾けさせて、最後は2着のカグニザントに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4月13日、中4週で迎えた14戦目は、春光特別（笠松ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で東川公則騎手（5戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、別次元の末脚を爆発させて、最後は2着のホッコージョイフルに1馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

5月5日、中2週で迎えた15戦目は、AGI名古屋城カップ（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（1戦1勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

5月30日、中3週で迎えた16戦目は、木之前葵騎手を鞍上に迎えて、A・G・I（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず9着に敗れた。

7月27日、中7週で迎えた17戦目は、マックル賞（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は東川公則騎手（6戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のウォーターウェイに3馬身の差をつけて9勝目を手中に収めた。

9月7日、中5週で迎えた18戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、根ノ上高原特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

9月28日、中2週で迎えた19戦目は、横川怜央騎手を鞍上に迎えて、Jpn2の日本テレビ盃（船橋ダート1800m 曇/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

10月24日、中3週で迎えた20戦目は、十六銀行たまるンバ杯（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は東川公則騎手（7戦6勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた21戦目は、杉浦健太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定地方重賞の兵庫クイーンカップ（園田ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

5歳（2017年）

1月4日、中7週で迎えた22戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、大師オープン（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

1月25日、中2週で迎えた23戦目は、牝馬限定Jpn3のTCK女王盃（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は横川怜央騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。

2月20日、中3週で迎えた24戦目は、白梅賞（笠松ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は東川公則騎手（8戦6勝）。8頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハードルソングに5馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

3月24日、中4週で迎えた25戦目は、池田敏樹騎手を鞍上に迎えて、東海クラウン（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったゴールドブラザーにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

7月12日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた26戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、ラベンダー特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

8月3日、中2週で迎えた27戦目は、夏菊特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に敗れた。

8月17日、中1週で迎えた28戦目は、一般A4（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺竜也騎手（2戦0勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず3着に終わった。

9月13日、中3週で迎えた29戦目は、一般A4 B3（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は池田敏樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

6歳（2018年）

2月7日、約5か月の休養明けで迎えた30戦目は、一般B4（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池田敏樹騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のマルヨナオミに2馬身半の差をつけて休み明け初戦をモノにした。

3月7日、中3週で迎えた31戦目は、早春特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は山下雅之騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では圧巻の末脚を披露したが、3着に終わった。

4月3日、中3週で迎えた32戦目は、淡墨桜特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山下雅之騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は垂れてしまい9着に敗れた。

4月23日、中2週で迎えた33戦目は、花吹雪賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は池田敏樹騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、勝ったストーミーワンダーに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

5月8日、中1週で迎えた34戦目は、馬瀬川特別（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で池田敏樹騎手（4戦1勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では決め手が足りず4着に敗れた。

5月28日、中2週で迎えた35戦目は、A・G・I（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で池田敏樹騎手（5戦1勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったストーミーワンダーに詰め切れず、2馬身差の2着となった。