キョウワクラウド（2012年生、母キョウワキララ）

キョウワクラウド（2012年3月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋雲」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のローレルゲレイロ（当時8歳）と交配したキョウワキララが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）協和牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方28戦6勝2着9回。主な勝ち鞍は2015年の3歳。

経歴

デビュー前

小野次郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

8月30日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

3歳（2015年）

1月12日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

3月8日、中7週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

4月18日、中5週で迎えた4戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり13着に敗れた。

5月3日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では決め手が足りず最後はサトノコスミックと並んで9着同着となった。

7月5日、中8週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた6戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

8月14日、中5週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた7戦目は、吉井友彦騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の祝近藤竜生誕20周年記念（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、抜け出したラウレアメモリーを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

9月4日、中2週で迎えた8戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉井友彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るカラトラバを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月16日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉井友彦騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のムイビエンに1馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

10月1日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で吉井友彦騎手（3戦2勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦の祝☆典政&明里結婚記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉井友彦騎手（4戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦の陽奈望11歳おめでとう記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉井友彦騎手（5戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、勝ったリコリアーノに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

11月13日、中2週で迎えた13戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、もみじ特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

11月26日、中1週で迎えた14戦目は、マックル賞（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は吉井友彦騎手（6戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、勝ったラグロワールに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

12月30日、中4週で迎えた15戦目は、十六銀行J-Point杯（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井友彦騎手（7戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のオースティンをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

4歳（2016年）

1月8日、連闘で迎えた16戦目は、一般C13（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉井友彦騎手（8戦3勝）。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったディナールに詰め切れず、4馬身差の2着に敗れた。

1月26日、中2週で迎えた17戦目は、一般C12（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉井友彦騎手（9戦3勝）。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったシークレットオースに詰め切れず、3馬身差の2着に敗れた。

2月9日、中1週で迎えた18戦目は、一般C11（笠松ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で吉井友彦騎手（10戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月23日、中1週で迎えた19戦目は、アマデイ生誕150周年記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉井友彦騎手（11戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオグリブライアンに4馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

3月10日、中1週で迎えた20戦目は、若草特別（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で吉井友彦騎手（12戦4勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に敗れた。

3月23日、中1週で迎えた21戦目は、一般C7（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で吉井友彦騎手（13戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフェアリーフロスに6馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

4月15日、中2週で迎えた22戦目は、蓮華草特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で吉井友彦騎手（14戦5勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、抜け出したコパノサンテラを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

4月29日、中1週で迎えた23戦目は、好きです!笠松競馬（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は東川公則騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。

5月13日、中1週で迎えた24戦目は、マックル賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は吉井友彦騎手（15戦5勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るアポロアルディーラを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

6月1日、中2週で迎えた25戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、一般B7（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、抜け出したロイヤルパレードにクビ差届かず2着に惜敗した。

6月29日、中3週で迎えた26戦目は、一般B6（笠松ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は吉井友彦騎手（16戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したヒバリチャンを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

8月15日、中6週で迎えた27戦目は、一般B6（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井友彦騎手（17戦6勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず4着に敗れた。

9月8日、中2週で迎えた28戦目は、果穂誕生2周年記念（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉井友彦騎手（18戦6勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月28日、中2週で迎えた29戦目は、一般B6（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で吉井友彦騎手（19戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に敗れた。

10月12日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた30戦目は、一般B6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉井友彦騎手（20戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず4着に敗れた。

10月27日、中1週で迎えた31戦目は、一般B7（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で吉井友彦騎手（21戦6勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、勝ったピースタイムに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

11月10日、中1週で迎えた32戦目は、一般B7（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉井友彦騎手（22戦6勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。

11月23日、中1週で迎えた33戦目は、渡部敏夫、あんたは偉いで賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で吉井友彦騎手（23戦6勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

12月31日、中4週で迎えた34戦目は、一般B8（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で吉井友彦騎手（24戦6勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。