スピンキャッシュ（2012年生、母ローズキャンディ）

スピンキャッシュ（2012年3月4日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「回転＋現金」。毛色は栗毛。種牡馬のカネヒキリ（当時10歳）と交配したローズキャンディが11歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は松田一夫。戦績は、中央平地3戦0勝、地方18戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2015年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、松田牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって525万円で落札された。2歳のとき、日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、福田光博によって432万円で落札された。

小桧山悟厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

10月12日、デビュー戦は武士沢友治騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1300m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず15着に終わった。

3歳（2015年）

2月4日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた2戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の立春賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

3月15日、中5週で馬体重を前走から15kg絞って迎えた3戦目は、平野優騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

5月26日、中9週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた4戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のツインベスト特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

6月20日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で原田和真騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

7月29日、中5週で迎えた6戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のスピカ特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。7頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

9月4日、中4週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた7戦目は、吉井友彦騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

9月22日、中2週で迎えた8戦目は、3歳戦の梅田チエ子来場記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井友彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月2日、中0週で迎えた9戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉井友彦騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はキョウワディアナと並んで1着同着となった。

10月26日、中2週で迎えた10戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉井友彦騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のキョウワディアナに1馬身半の差をつけて優勝

11月26日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、441Birthday記念（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で吉井友彦騎手（4戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったスイフトミノルに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

12月18日、中2週で迎えた12戦目は、流葉賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉井友彦騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ディナールに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

12月30日、中1週で迎えた13戦目は、東渕家結婚4周年メモリアル（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉井友彦騎手（6戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、シークレットオースに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2016年）

1月13日、中1週で迎えた14戦目は、一般C16（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で吉井友彦騎手（7戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、シシャモショウグンに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

1月27日、中1週で迎えた15戦目は、一般C15（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で吉井友彦騎手（8戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のクラポテチに1馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

3月19日、中6週で迎えた16戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、新たな希望スタート賞（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

7月10日、約4か月の休養明けで迎えた17戦目は、海と高原のまちひろの賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で関本淳騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず12着に敗れた。

7月31日、中2週で迎えた18戦目は、玉山区夏まつり賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で関本淳騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた19戦目は、平庭闘牛大会しらかば場所賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で関本淳騎手（3戦0勝）。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

8月28日、中1週で迎えた20戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、一般C1（水沢ダート850m 曇/重）に出走。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に終わった。

9月4日、連闘で迎えた21戦目は、一般B2七（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は関本淳騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。