フーダニット（2000年生、母ロイヤルアンブリー）

フーダニット（2000年2月21日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「犯人は誰か？（Ｗｈｏ　ｄｏｎｅ　ｉｔ？）」。毛色は鹿毛。種牡馬のジェイドロバリー（当時13歳）と交配したロイヤルアンブリーが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道勇払郡追分町、生産者は追分ファーム。戦績は、中央平地2戦0勝、地方29戦6勝2着6回。主な勝ち鞍は2004年の九千部賞(C1)。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額1,200万円（30万×40口）で一口馬主が募集された。

坪正直厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2003年）

8月31日、デビュー戦は岩崎祐己騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は454kg。15頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚が止まってしまい12着に終わった。

9月20日、中2週で迎えた2戦目は、山田和広騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

11月23日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、安楽成秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったトシザフリートにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

12月13日、中2週で迎えた4戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のシナクタミを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

12月28日、中1週で迎えた5戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のレオキャサリンに1馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

4歳（2004年）

1月17日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトーセンウインディに8馬身の差をつけて3勝目をマークした。

2月1日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島克也騎手（3戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ホッカイカノーヴァにクビ差交わされて2着に甘んじた。

3月1日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で鮫島克也騎手（4戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のルノンに8馬身の差をつけて4勝目を手にした。

3月15日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で鮫島克也騎手（5戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ザチャンプマンにクビ差交わされて2着に甘んじた。

3月22日、連闘で迎えた10戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で鮫島克也騎手（6戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、で集団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ゼンノクルーガーに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

5月4日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で鮫島克也騎手（7戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のミスシェイヴィアンに5馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

5月30日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で鮫島克也騎手（8戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

6月19日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で鮫島克也騎手（9戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、キョウワミラクルにクビ差交わされて2着に甘んじた。

7月11日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で鮫島克也騎手（10戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、マイネルフィネスに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

7月31日、中2週で迎えた15戦目は、九千部賞（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で鮫島克也騎手（11戦5勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のニシノアーティストを3/4馬身振り切って6勝目をつかんだ。

11月14日、約3か月半の休み明けで迎えた16戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は安楽成秀騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた17戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚が上がってしまい11着に敗れた。

12月18日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（12戦6勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚が上がってしまい11着に敗れた。

5歳（2005年）

1月31日、中5週で迎えた19戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は安楽成秀騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に終わった。

2月12日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安楽成秀騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に終わった。

2月28日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安楽成秀騎手（4戦0勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

3月12日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で安楽成秀騎手（5戦0勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい7着に終わった。

3月26日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で安楽成秀騎手（6戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく5着に終わった。

4月24日、中3週で迎えた24戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で安楽成秀騎手（7戦0勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

5月5日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた25戦目は、川野幸治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

5月29日、中2週で迎えた26戦目は、権藤学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

6月19日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で権藤学騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく4着に終わった。

7月9日、中2週で迎えた28戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で権藤学騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

7月30日、中2週で迎えた29戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で権藤学騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた30戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は安楽成秀騎手（8戦0勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

9月3日、中2週で迎えた31戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は権藤学騎手（4戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。