トーセンダズル（2005年生、母ダジルミージョリエ）

トーセンダズル（2005年4月10日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋まぶしい光」。毛色は栗毛。種牡馬のフォーティナイナー（当時20歳）と交配したダジルミージョリエが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）原口牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方21戦8勝2着2回。主な勝ち鞍は2009年の一般B2六。

経歴

デビュー前

当歳のとき、原口牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、島川隆哉によって1,995万円で落札された。

鈴木勝美厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2008年）

5月10日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（新潟芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は456kg。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではいい脚を見せられず12着に敗れた。

5月31日、中2週で迎えた2戦目は、加藤士津八騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はタレてしまい16着に敗れた。

7月21日、中6週で迎えた3戦目は、牧野孝光騎手を鞍上に迎えて、3歳C2五（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に敗れた。

8月2日、中1週で迎えた4戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、3歳C2四（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアドマイヤアマゾンに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月17日、中1週で迎えた5戦目は、3歳C2二三（水沢ダート1300m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のヒラボクスマイルを半馬身振り切って2勝目を掴み取った。

8月25日、連闘で迎えた6戦目は、3歳C2一（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のチーフヴァージニアに1馬身3/4の差をつけてファンの支持に応えた。

9月23日、中3週で迎えた7戦目は、一般C2七（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本聡哉騎手（3戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のパステルブルーに4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

10月12日、中2週で迎えた8戦目は、一般C2五（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山本聡哉騎手（4戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のビッグイヤーに3馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

11月1日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、猊鼻渓賞（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で山本聡哉騎手（5戦5勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ジャンドゥーヤに交わされて6馬身差の2着となった。

11月15日、中1週で迎えた10戦目は、胆沢川賞（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で山本聡哉騎手（6戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

12月7日、中2週で迎えた11戦目は、一般C1九（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で山本聡哉騎手（7戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマイネルアフェットを上がり0位の末脚で半馬身差し切ってファンの支持に応えた。

4歳（2009年）

2月21日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg減らして迎えた12戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず17着に終わった。

3月28日、中4週で迎えた13戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に終わった。

5月18日、中6週で迎えた14戦目は、一般B2七（盛岡ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（8戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るワールドジャーニーを上がり0位の末脚でハナ差だけ差し切って勝利を手に入れた。

5月31日、中1週で迎えた15戦目は、チャペルノーザンクロス杯（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（9戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず5着に敗れた。

6月14日、中1週で迎えた16戦目は、早池峰神社例大祭レース（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（10戦7勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

6月28日、中1週で迎えた17戦目は、一般B2六（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本聡哉騎手（11戦7勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったグラスホープにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

7月11日、中1週で迎えた18戦目は、羽根川森林公園レース（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山本聡哉騎手（12戦7勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず4着に敗れた。

7月25日、中1週で迎えた19戦目は、一般B2六（盛岡ダート1600m 小雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で山本聡哉騎手（13戦7勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のジャストインタイムに3馬身の差をつけて8勝目を手にした。

8月22日、中3週で迎えた20戦目は、オーガストカップ（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で山本聡哉騎手（14戦8勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。

9月21日、中3週で迎えた21戦目は、一般B2三（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で山本聡哉騎手（15戦8勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に敗れた。

10月5日、中1週で迎えた22戦目は、盛旬バスレース（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で山本聡哉騎手（16戦8勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず10着に終わった。

11月3日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた23戦目は、一般B2四（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で山本聡哉騎手（17戦8勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に終わった。

5歳（2010年）

2月17日、約3か月半の休養明けで迎えた24戦目は、山口達弥騎手を鞍上に迎えて、一般C2八九（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

3月11日、中2週で迎えた25戦目は、一般C2八九（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山口達弥騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。