ジャンドゥーヤ（2005年生、母グレンツェンフーヘ）

ジャンドゥーヤ（2005年2月25日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「イタリアのお菓子名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のアグネスゴールド（当時7歳）と交配したグレンツェンフーヘが12歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は対馬正。戦績は、中央平地4戦0勝、地方36戦9勝2着3回。主な勝ち鞍は2009年の一般B2四。

経歴

デビュー前

和田正道厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2008年）

1月12日、デビュー戦は高野和馬騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1200m 小雨/良）に出走。馬体重は516kg。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では最後まで息が続かず15着に終わった。

2月14日、中4週で迎えた2戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のツインファイター特別（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に敗れた。

3月11日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のフォーチュネイトパンジー特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

4月8日、中3週で迎えた4戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦のフォーチュネイトアネモネ特別（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

6月5日、中7週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた5戦目は、3歳戦のフォーチュネイトアイリス特別（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

7月26日、中6週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で田面木博公騎手（2戦0勝）。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

9月9日、中5週で迎えた7戦目は、3歳戦のサファイアフラワー賞（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で田面木博公騎手（3戦0勝）。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

10月4日、中3週で迎えた8戦目は、佐々木忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2七（盛岡ダート1400m 小雨/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアドマイヤアマゾンを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は7馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月19日、中1週で迎えた9戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、とんぼ玉・玉もたり杯（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のユキマツリに4馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

11月1日、中1週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた10戦目は、猊鼻渓賞（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るトーセンダズルを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

11月22日、中2週で迎えた11戦目は、一般C1五（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で小林俊彦騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のダンスブリッジに1馬身1/4の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

12月8日、中1週で迎えた12戦目は、義経賞（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で小林俊彦騎手（3戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に敗れた。

4歳（2009年）

3月23日、約3か月半の休み明けで迎えた13戦目は、トドヶ崎レース（水沢ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は佐々木忍騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のビバサーストンに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

4月6日、中1週で迎えた14戦目は、一般B2四（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木忍騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のエーシンスローインに1馬身3/4の差をつけてファンの高評価に応えた。

5歳（2010年）

2月12日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた15戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、一般B10 C3（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

4月25日、中9週で迎えた16戦目は、柄崎将寿騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず13着に終わった。

5月8日、中1週で迎えた17戦目は、加藤士津八騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。13頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

6月30日、中7週で迎えた18戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、ケンタウルス特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

8月24日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、オーガストスター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩やかなペースでレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

10月14日、中6週で馬体重を前走から21kg戻して迎えた20戦目は、マルチスター特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は柄崎将寿騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

11月9日、中3週で馬体重を前走から20kg絞って迎えた21戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、能登巌門賞（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったジャージデスマイルに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

12月7日、中3週で迎えた22戦目は、加賀鶴仙渓賞（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

6歳（2011年）

4月19日、約4か月半の休み明けで迎えた23戦目は、能登金剛賞（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で藤田弘治騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

5月18日、中3週で迎えた24戦目は、ケンタウルス特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は佐々木国明騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

6月11日、中2週で迎えた25戦目は、南郷家全騎手を鞍上に迎えて、土沢七夕まつりレース（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた26戦目は、一関夏まつりレース（盛岡ダート1600m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で南郷家全騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

7月23日、中3週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた27戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、宮古臼木山レース（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったゲイリークインに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

8月7日、中1週で迎えた28戦目は、十和田市秋まつりレース（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（4戦3勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るゲイリークインを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

8月20日、中1週で迎えた29戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、ムーンライトカップ（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた30戦目は、おおのミルク村ゆめレース（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るモエレハナオーを猛烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて優勝

10月2日、中3週で迎えた31戦目は、後三年合戦レース（盛岡ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では長く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のウメノカイウンを3/4馬身振り切って9勝目をマークした。

10月17日、中1週で迎えた32戦目は、プロキオン賞（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で高松亮騎手（3戦2勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

12月26日、中9週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた33戦目は、栗駒国定公園焼石連峰レース（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は関本淳騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に敗れた。

7歳（2012年）

1月2日、連闘で迎えた34戦目は、初夢毘沙門天レース（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で関本淳騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず5着に敗れた。

4月21日、約3か月半の休み明けで迎えた35戦目は、コマクサレース（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で関本淳騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に敗れた。

5月19日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた36戦目は、2012盛岡競馬開幕記念（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で関本淳騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

6月4日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた37戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、一般B1三 B2一（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したマイネヴィントを差し切れず、2馬身半差の2着となった。

6月16日、中1週で迎えた38戦目は、いよかずらレース（水沢ダート1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

7月1日、中1週で迎えた39戦目は、一般B2一（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本政聡騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

7月16日、中1週で迎えた40戦目は、ジョッキーズチームマッチ第1戦絆（盛岡ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。