アドマイヤデルタ（2016年生、母カリズマティックゴールド）

アドマイヤデルタ（2016年3月31日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+三角洲」。毛色は鹿毛。種牡馬のキンシャサノキセキ（当時13歳）と交配したカリズマティックゴールドが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2020年の長万部特別(1勝クラス)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、近藤利一によって4,212万円で落札された。

西村真幸厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

6月9日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

7月7日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（中京芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の心肺能力で最後まで敢闘したが、勝ったセプタリアンに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

3歳（2019年）

6月15日、約11か月半の休み明けで馬体重を前走から32kg戻して迎えた3戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。端に立ち、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして、最後は2着のティレニアに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

7月7日、中2週で迎えた4戦目は、3歳以上1勝クラスの立待岬特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立ち、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

4歳（2020年）

4月11日、約9か月半の休養明けで迎えた5戦目は、4歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（2戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

6月20日、中9週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの長万部特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のミニオンペールをクビ差振り切って制した。

7月12日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上2勝クラスの函館道新スポーツ杯（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

9月13日、中8週で迎えた8戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚色が悪くなり14着に敗れた。

11月8日、中7週で迎えた9戦目は、3歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい11着に敗れた。

11月28日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた10戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（2戦1勝）。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず10着に終わった。

12月19日、中2週で迎えた11戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの北摂特別（阪神芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では賦性の負けん気を発揮してゴールまで頑張り、4着を確保した。

5歳（2021年）

1月17日、中3週で迎えた12戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り13着に敗れた。

3月21日、中8週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた13戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの豊中特別（阪神芝1200m 曇/重）に出走。13頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が鈍り11着に終わった。

6月11日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走からさらに23kg減らして迎えた14戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、スポーツ報知賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。

9月8日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から25kg戻して迎えた15戦目は、2004 オフト大郷開設賞（大井ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

10月5日、中3週で迎えた16戦目は、西啓太騎手を鞍上に迎えて、イヴニングスター賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

11月4日、中3週で迎えた17戦目は、トパーズ賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で西啓太騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6歳（2022年）

2月11日、約3か月半の休養明けで迎えた18戦目は、一般B2四（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で西啓太騎手（2戦0勝）。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

3月7日、中2週で迎えた19戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、観音坂賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

3月30日、中2週で迎えた20戦目は、虎ノ門賞（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で達城龍次騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るムルシェラゴを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

4月21日、中2週で迎えた21戦目は、春宵賞（大井ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で達城龍次騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、勝ったアムールショコラにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

5月12日、中2週で迎えた22戦目は、緑風賞（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で達城龍次騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では不撓の敢闘精神で渋太く粘り続けて先頭に立ち、最後は2着のキラカイドウを3/4馬身振り切って勝利を手中に収めた。

9月8日、約4か月の休養明けで迎えた23戦目は、永代橋賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で達城龍次騎手（4戦2勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出したが、5着に終わった。

9月19日、中1週で迎えた24戦目は、紫苑賞（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で達城龍次騎手（5戦2勝）。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず3着に敗れた。

10月24日、中4週で迎えた25戦目は、大福山特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で達城龍次騎手（6戦2勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

7歳（2023年）

1月26日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた26戦目は、銀嶺賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は西啓太騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

2月24日、中3週で迎えた27戦目は、ダイヤモンドダスト賞（大井ダート1650m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で西啓太騎手（4戦0勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

3月9日、中1週で迎えた28戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、アクアマリン賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

5月8日、中8週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた29戦目は、スピカ賞（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

10月4日、約5か月の休養明けで迎えた30戦目は、トルマリン賞（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（2戦0勝）。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に終わった。

10月29日、中3週で迎えた31戦目は、オフト大郷賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は西啓太騎手（5戦0勝）。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に終わった。

11月16日、中2週で迎えた32戦目は、ドリームナイト賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西啓太騎手（6戦0勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

12月7日、中2週で迎えた33戦目は、九段坂賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西啓太騎手（7戦0勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したマザオを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

8歳（2024年）

4月12日、約4か月の休養明けで迎えた34戦目は、オメガ賞（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は達城龍次騎手（7戦2勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見所を作れず9着に敗れた。

4月25日、中1週で迎えた35戦目は、スピカ賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で達城龍次騎手（8戦2勝）。7頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。

5月16日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた36戦目は、安藤洋一騎手を鞍上に迎えて、アルデバラン賞（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。13頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が鈍り13着に終わった。

6月5日、中2週で迎えた37戦目は、藤田凌騎手を鞍上に迎えて、夏木立賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

6月28日、中2週で迎えた38戦目は、秋葉原賞（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田凌騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた39戦目は、デネブ賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田凌騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず5着に終わった。

7月31日、中2週で迎えた40戦目は、アメリカンアンバサダーカップ（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤田凌騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

9月12日、中5週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた41戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、永代橋賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

10月1日、中2週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた42戦目は、ミザール賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は藤田凌騎手（4戦0勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。