ホッカイローラン（1998年生、母ホッカイイメージ）

ホッカイローラン（1998年3月11日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のグリーンマウント（当時15歳）と交配したホッカイイメージが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は北海牧場。戦績は、中央平地11戦1勝、地方16戦11勝2着2回。主な勝ち鞍は2001年の3歳未出走。

経歴

デビュー前

国枝栄厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2001年）

4月1日、デビュー戦は加藤和宏騎手を鞍上に据えて、3歳未出走（中山ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は504kg。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、4着に入った。

4月15日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未出走（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のロードミレニアムに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

4歳（2002年）

6月9日、約14か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた3戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和宏騎手（2戦1勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず9着に終わった。

9月15日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg絞って迎えた4戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚が止まってしまい11着に敗れた。

10月6日、中2週で迎えた5戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の高湯特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

12月21日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から20kg増やして迎えた6戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 雨/不良）に出走。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びあぐねて14着に終わった。

5歳（2003年）

6月29日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg絞って迎えた7戦目は、北村浩平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はバタバタになってしまい9着に終わった。

7月6日、連闘で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で北村浩平騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず8着に終わった。

7月13日、連闘で迎えた9戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に終わった。

9月14日、中8週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた10戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は北村浩平騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

9月20日、連闘で迎えた11戦目は、横山賀一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた12戦目は、沙流川特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。10着に終わった。

11月1日、中3週で迎えた13戦目は、渡辺壮騎手を鞍上に迎えて、一般C2 11（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマンダリンメガに6馬身の差をつけて久々に白星を挙げた。

11月16日、中1週で迎えた14戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、一般C2-8（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のローレルアビリティに7馬身の差をつけて3勝目を収める

11月30日、中1週で迎えた15戦目は、金沢競馬場売店組合才田売店特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は渡辺壮騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のウインアイオロスに2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月23日、中2週で迎えた16戦目は、シクラメン賞（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺壮騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサムソングレイトに4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

6歳（2004年）

1月4日、中1週で迎えた17戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、初夢特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のマンダリンメガを3/4馬身振り切って怒涛の5連勝を決めた。

9月20日、約8か月半の休み明けで迎えた18戦目は、一般C2-5（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は渡辺壮騎手（3戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したガクエンオードリーを捕まえ切れず、4馬身差の2着に敗北した。

10月3日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2-6（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺壮騎手（4戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のラブダンスサイトに4馬身の差をつけて7勝目を獲得した。

11月1日、中3週で迎えた20戦目は、プロキオン特別（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は米倉知騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のレオバッカスに約15馬身の大差をつけて8勝目を挙げた。

11月16日、中1週で迎えた21戦目は、プロキオン特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、で馬群を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、フロムアウトサイドに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

12月7日、中2週で迎えた22戦目は、一般C1-2（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は渡辺壮騎手（5戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアスカノエナリーに2馬身の差をつけて9勝目を掴み取った。

12月19日、中1週で迎えた23戦目は、一般C1-4（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺壮騎手（6戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のツルギアンコールに4馬身の差をつけて優勝

7歳（2005年）

1月2日、中1週で迎えた24戦目は、熊木良介騎手を鞍上に迎えて、初夢特別石川県馬主協会長賞（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るパープルコブラを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って勝利を手に入れた。

4月12日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、一般B2-2（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は渡辺壮騎手（7戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアタックフォースに3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4月25日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた26戦目は、石川県馬主協会長賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺壮騎手（8戦7勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきり、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず7着に敗れた。

11月27日、約7か月の休み明けで迎えた27戦目は、一般B2-3（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は米倉知騎手（3戦2勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、後続を2馬身以上離して、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。