レオバッカス（1998年生、母ドミナスローズ）

レオバッカス（1998年4月23日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のフォーティナイナー（当時13歳）と交配したドミナスローズが18歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（株）本桐牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方36戦10勝2着13回。2001年の文月特別で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、本桐牧場から「北海道7月セレクト市場サラブレッド2歳」に上場され、レオによって2,100万円で落札された。

奥平真治厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2000年）

9月10日、デビュー戦は菊沢隆徳騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は460kg。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

9月23日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に敗れた。

10月8日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で菊沢隆徳騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

10月21日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で菊沢隆徳騎手（3戦0勝）。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では全く伸びず8着に終わった。

3歳（2001年）

6月9日、約7か月半の休み明けで迎えた5戦目は、高山太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて13着に終わった。

6月24日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高山太郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に敗れた。

7月3日、連闘で迎えた7戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のジュライフラワー賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。3着を確保した。

7月30日、中3週で迎えた8戦目は、金井正幸騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの文月特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた9戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のフレンドリートロフィー（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

4歳（2002年）

3月30日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた10戦目は、一般C4 C5（高崎ダート1330m 晴/重）に出走。鞍上は金井正幸騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったラッキーポラリスからクビ差の2着に甘んじた。

4月14日、中1週で迎えた11戦目は、早川順一騎手を鞍上に迎えて、一般C4（高崎ダート900m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4月20日、連闘で迎えた12戦目は、霧降賞（宇都宮ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で早川順一騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月25日、中4週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた13戦目は、一般C4（高崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で早川順一騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月29日、中4週で迎えた14戦目は、茂呂菊次郎騎手を鞍上に迎えて、一般C4（高崎ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のホットシロッコに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5歳（2003年）

5月24日、約11か月の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた15戦目は、一般C4 12（高崎ダート1330m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で茂呂菊次郎騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。9着に敗れた。

6月8日、中1週で迎えた16戦目は、一般C4（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は金井正幸騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6月22日、中1週で迎えた17戦目は、一般C4 13（高崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で金井正幸騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったロバートクイーンから3/4馬身差の2着に敗北した。

7月4日、中1週で迎えた18戦目は、一般C4 12（高崎ダート1330m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で金井正幸騎手（4戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のロングテーブルに2馬身半の差をつけて2勝目を挙げた。

8月17日、中5週で迎えた19戦目は、霧降賞（宇都宮ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で金井正幸騎手（5戦1勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったミナミノテンジンから5馬身差の2着となった。

8月23日、連闘で迎えた20戦目は、ブロンズサドル賞（高崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は張田京騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月9日、中1週で迎えた21戦目は、大枝幹也騎手を鞍上に迎えて、一般C3-8（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、モアビリーブに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

9月21日、中1週で迎えた22戦目は、一般C3-8（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で大枝幹也騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のスリーリトミックに2馬身の差をつけて3勝目を獲得した。

10月12日、中2週で迎えた23戦目は、蔵重浩一郎騎手を鞍上に迎えて、一般C3-2（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、逃げるグレイスフルを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

10月21日、連闘で馬体重を前走から12kg増やして迎えた24戦目は、一般C3-5（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で蔵重浩一郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

11月9日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた25戦目は、一般C3-2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で蔵重浩一郎騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のクリミナルウィンをハナ差振り切って4勝目を手中に収めた。

11月23日、中1週で迎えた26戦目は、一般C3-3（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で蔵重浩一郎騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のグランドエンペラーに1馬身半の差をつけて5勝目を獲得した。

11月30日、連闘で迎えた27戦目は、一般C2-3（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で蔵重浩一郎騎手（4戦2勝）。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたクリミナルウィン決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

12月14日、中1週で迎えた28戦目は、一般C2-3（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で蔵重浩一郎騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のグレイスフルをアタマ差振り切って勝利を手に入れた。

12月28日、中1週で迎えた29戦目は、辰口温泉特別（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で蔵重浩一郎騎手（6戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6歳（2004年）

3月21日、約3か月の間隔を開けて迎えた30戦目は、古性秀之騎手を鞍上に迎えて、一般C3-2（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のケンロクホマレをハナ差振り切って7勝目を手に入れた。

4月13日、中2週で迎えた31戦目は、リゲル特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古性秀之騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ダテリュウにハナ差交わされて2着に甘んじた。

7月4日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg減らして迎えた32戦目は、一般C3-5（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で古性秀之騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、リワードプランタンにハナ差交わされて2着に甘んじた。

7月19日、中1週で迎えた33戦目は、リゲル特別（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で古性秀之騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

8月1日、中1週で迎えた34戦目は、一般C2-8（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で古性秀之騎手（4戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、シュナイディーに半馬身交わされて2着に敗北した。

8月15日、中1週で迎えた35戦目は、一般C2-7（金沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で古性秀之騎手（5戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ミシルドリームに半馬身交わされて2着に敗北した。

9月5日、中2週で迎えた36戦目は、北陸ペプシコーラ販売杯（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で古性秀之騎手（6戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアマテラスクイーンに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月19日、中1週で迎えた37戦目は、一般C2-8（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は蔵重浩一郎騎手（7戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したダイナミジャーを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗北した。

10月5日、中1週で迎えた38戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C2-2（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したレオオーシャンを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。

10月17日、中1週で迎えた39戦目は、八才場友の会杯（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は蔵重浩一郎騎手（8戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るアマテラスクイーンを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月1日、中1週で迎えた40戦目は、プロキオン特別（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、逃げるホッカイローランを捕まえ切れず、約15馬身差の2着に敗北した。

11月15日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた41戦目は、一般C2-5（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は古性秀之騎手（7戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のグットゼファーに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月28日、中1週で迎えた42戦目は、プロキオン特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で古性秀之騎手（8戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。