トリシューラ（2020年生、母クサナギノツルギ）

トリシューラ（2020年4月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ヒンドゥー教のシヴァ神の持つ三叉槍」。毛色は鹿毛。種牡馬のディスクリートキャット（当時17歳）と交配したクサナギノツルギが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者はトラストスリーファーム。主な勝ち鞍は2024年の一般C2 12。

経歴

デビュー前

杉山佳明厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

10月16日、デビュー戦は加藤祥太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は438kg。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

12月3日、中6週で迎えた2戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

12月11日、連闘で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は加藤祥太騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

12月17日、連闘で迎えた4戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 小雨/良）に出走。15頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいいところがなく10着に終わった。

3歳（2023年）

2月9日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、3歳戦のグリーンカップ（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は加藤祥太騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘したが、最後はマウンテンエースと並んで3着同着となった。

3月25日、中5週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤祥太騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

4月23日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤祥太騎手（4戦0勝）。13頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

4月29日、連闘で迎えた8戦目は、3歳1勝クラス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で加藤祥太騎手（5戦0勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

5月6日、連闘で迎えた9戦目は、3歳1勝クラス（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で加藤祥太騎手（6戦0勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に終わった。

7月16日、中9週で迎えた10戦目は、葛山晃平騎手を鞍上に迎えて、3歳C2二（盛岡ダート1200m 雨/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

7月30日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた11戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、3歳C2一（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月4日、中4週で馬体重を前走から13kg戻して迎えた12戦目は、安藤洋一騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を繰り出したが、3着に終わった。

9月18日、中1週で迎えた13戦目は、西啓太騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の新宿つつじ賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に敗れた。

4歳（2024年）

2月14日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた14戦目は、一般C3五六七（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は安藤洋一騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

2月29日、中1週で迎えた15戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、一般C3五六（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に終わった。

3月20日、中2週で迎えた16戦目は、一般C3六七八（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4月11日、中2週で迎えた17戦目は、一般C3四五（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は安藤洋一騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

4月23日、中1週で迎えた18戦目は、一般C3四五（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で安藤洋一騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に敗れた。

5月14日、中2週で迎えた19戦目は、一般C3四五（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で安藤洋一騎手（4戦0勝）。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

6月8日、中3週で迎えた20戦目は、合林海斗騎手を鞍上に迎えて、一般C2 14（佐賀ダート1300m 雨/良）に出走。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では卓出した伸び脚で急追したが、勝ったロンギングママーに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

6月22日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2 12（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で合林海斗騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコスモインペリウムに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

7月14日、中2週で迎えた22戦目は、一般C2-5（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で合林海斗騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のルーラルーラに2馬身の差をつけて2勝目をマークした。

7月27日、中1週で迎えた23戦目は、やるぜ、JBC賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で合林海斗騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のエリカエクラを半馬身振り切って順当に勝利した。

9月14日、中6週で迎えた24戦目は、一般C1-8（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で合林海斗騎手（4戦3勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したラジェルブを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

9月22日、連闘で迎えた25戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、なご美処10周年記念レース（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るスパーキングブルーを次元の違う末脚で半馬身差し切って先頭ゴールを果たした。

10月13日、中2週で迎えた26戦目は、十三夜賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は合林海斗騎手（5戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。