マルブツオペラ（1996年生、母マルブツエンプレス）

マルブツオペラ（1996年4月1日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のオペラハウス（当時8歳）と交配したマルブツエンプレスが13歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は松田憲一。戦績は、中央平地31戦2勝2着3回、中央障害7戦1勝2着2回、地方3戦0勝。1999年の京都4歳特別(G3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

瀬戸口勉厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1998年）

9月20日、デビュー戦は熊沢重文騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は438kg。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

10月4日、中1週で迎えた2戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、抜け出したブルーパシフィックにハナ差届かず2着となった。

10月18日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、勝ったライブウィズアースに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

11月1日、中1週で迎えた4戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のタイキキャップに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月21日、中2週で迎えた5戦目は、3歳500万下のもちの木賞（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（2戦0勝）。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

11月29日、連闘で迎えた6戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のつわぶき賞（中京芝1700m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に終わった。

12月19日、中2週で迎えた7戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのシクラメンステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

3歳（1999年）

1月6日、中2週で迎えた8戦目は、4歳500万下の白梅賞（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（1戦1勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

1月31日、中3週で迎えた9戦目は、4歳500万下のこぶし賞（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（2戦1勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に敗れた。

2月27日、中3週で迎えた10戦目は、4歳500万下の沈丁花賞（中京ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で武幸四郎騎手（3戦1勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入った。

3月21日、中2週で迎えた11戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のさわらび賞（阪神芝1600m 雨/重）に出走。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

4月10日、中2週で迎えた12戦目は、4歳500万下のあざみ賞（中京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のコパムンディアルに1馬身1/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

5月9日、中3週で迎えた13戦目は、3歳G3の京都4歳特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（5戦2勝）。18頭立ての5番人気で17番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、勝ったビッグバイキングにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

6月6日、中3週で迎えた14戦目は、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 晴/良）に出走。G1級競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で武幸四郎騎手（6戦2勝）。18頭立ての14番人気で17番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

10月16日、約4か月半の休養明けで迎えた15戦目は、4歳以上1600万下の古都ステークス（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で武幸四郎騎手（7戦2勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて12着に敗れた。

10月31日、中1週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の高雄ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で武幸四郎騎手（8戦2勝）。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。

11月14日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上1600万下のドンカスターステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

11月21日、連闘で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の桂川ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（9戦2勝）。15頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず11着に終わった。

12月4日、中1週で迎えた19戦目は、J.シャヴェス騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の’99ゴールデンスパートロフィー（阪神芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではいい脚を見せられず14着に終わった。

4歳（2000年）

1月6日、中4週で迎えた20戦目は、5歳以上1600万下の新春ステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（10戦2勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず13着に終わった。

1月30日、中2週で迎えた21戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、5歳以上1600万下の洞海湾ステークス（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

2月20日、中2週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の関門橋ステークス（小倉芝2000m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は宝来城多郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く13着に終わった。

3月26日、中4週で迎えた23戦目は、西谷誠騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったエイシンセンジンからクビ差の2着に惜敗した。

4月8日、中1週で迎えた24戦目は、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で西谷誠騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったイブキマンパワーからクビ差の2着に甘んじた。

4月23日、中1週で迎えた25戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で西谷誠騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月7日、中1週で迎えた26戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で西谷誠騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月28日、中2週で迎えた27戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝2800m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で西谷誠騎手（4戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のロングランニングに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月9日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた28戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい9着に終わった。

12月16日、連闘で迎えた29戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

5歳（2001年）

1月8日、中2週で迎えた30戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の初夢賞（京都芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて16着に終わった。

1月22日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた31戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の伏見特別（京都芝1600m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では伸びを欠き14着に終わった。

2月10日、中2週で迎えた32戦目は、C.スミヨン騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の吉野ケ里特別（小倉芝1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

2月24日、中1週で迎えた33戦目は、岡冨俊一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3140m 曇）に出走。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。12着に敗れた。

3月18日、中2週で迎えた34戦目は、高田潤騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3140m 曇）に57kgの軽斤量で出走。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月1日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた35戦目は、3歳以上1000万下の大濠特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で17番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、18番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい15着に終わった。

9月23日、中2週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた36戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の甲東特別（阪神芝1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は飯田祐史騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚にキレが無く14着に終わった。

10月13日、中2週で迎えた37戦目は、3歳以上1000万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（2戦0勝）。13頭立ての13番人気で大外13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では見所を作れず13着に終わった。

10月20日、連闘で迎えた38戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の壬生特別（京都芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で飯田祐史騎手（3戦0勝）。17頭立ての17番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始15番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい15着に終わった。

6歳（2002年）

1月2日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた39戦目は、竹下太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ地方重賞の新春盃（中京(地)ダート1000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。10着に敗れた。

1月15日、中1週で迎えた40戦目は、ガーネットオープン（名古屋ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で竹下太騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

2月6日、中2週で迎えた41戦目は、山田崇史騎手を鞍上に迎えて、紅梅特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。