ローランズソング（2010年生、母デローベ）

ローランズソング（2010年2月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「フランスの叙事詩『ローランの歌』より」。毛色は栗毛。種牡馬のデュランダル（当時11歳）と交配したデローベが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地6戦0勝2着1回、地方13戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2014年の粉雪レース(一般B2五)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

シルクホースクラブにて総額1,500万円（3万×500口）で一口馬主が募集された。

栗田博憲厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2013年）

2月10日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は522kg。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

4月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな伸びを見せたが、勝ったベールグリーンにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

5月19日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に敗れた。

6月16日、中3週で迎えた4戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 小雨/不良）に出走。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

7月7日、中2週で迎えた5戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

8月17日、中5週で迎えた6戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

9月16日、中3週で迎えた7戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、ナンブアザミレース（水沢ダート1600m 雨/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るキタノスマイルを凄まじい末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月23日、連闘で迎えた8戦目は、いしがきミュージックFレース（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で関本淳騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では豪脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のリーガルファルコンに2馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

10月6日、中1週で迎えた9戦目は、盛岡市産業まつりレース（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で関本淳騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

11月3日、中3週で迎えた10戦目は、一般B2五（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で関本淳騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったダイワパーチェスにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

11月17日、中1週で迎えた11戦目は、金沢清水レース（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で関本淳騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、ミウラリチャードに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

12月1日、中1週で迎えた12戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、すっきりブレンド賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、ぐんぐんと末脚を伸ばして、最後は2着のゲンパチドリームに1馬身1/4の差をつけて3勝目を挙げた。

12月16日、中1週で迎えた13戦目は、ディセンバーカップ（水沢ダート1900m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（1戦1勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に敗れた。

12月31日、中1週で迎えた14戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、SUCCESS・AGE記念（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

4歳（2014年）

1月5日、連闘で迎えた15戦目は、粉雪レース（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は関本淳騎手（5戦2勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のカバードブリッジをクビ差振り切って4勝目を獲得した。

3月23日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から13kg増やして迎えた16戦目は、楽天競馬で買いま賞（水沢ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で関本淳騎手（6戦3勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

4月7日、中1週で迎えた17戦目は、スピカレース（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で関本淳騎手（7戦3勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

4月21日、中1週で迎えた18戦目は、イチリンソウレース（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は斎藤雄一騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

5月17日、中3週で迎えた19戦目は、JBCイヤーイソトマレース（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤雄一騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。