ホーマンアラシ（2003年生、母ブランドシャトル）

ホーマンアラシ（2003年4月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋嵐」。毛色は栗毛。種牡馬のダンスインザダーク（当時10歳）と交配したブランドシャトルが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）小泉牧場。戦績は、中央平地32戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は2008年の赤倉特別(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

松元茂樹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

10月2日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は462kg。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、抜け出したウイドーハンターを捕まえ切れず、ハナ差の2着となった。

10月23日、中2週で迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月12日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月3日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のタガノボーディングに2馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

12月24日、中2週で迎えた5戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、2歳G3のラジオたんぱ杯2歳ステークス（阪神芝2000m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に終わった。

3歳（2006年）

1月21日、中3週で迎えた6戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの若駒ステークス（京都芝2000m 曇/良）に出走。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、かなりのスローペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

2月19日、中3週で迎えた7戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のつばき賞（京都芝2000m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3月18日、中3週で迎えた8戦目は、3歳500万下のフリージア賞（中京芝2000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま強靭な粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のマイネルバシリコスに1馬身半の差をつけて2勝目を獲得した。

4月29日、中5週で迎えた9戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳G2の青葉賞（東京芝2400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

5月27日、中3週で迎えた10戦目は、3歳オープンの白百合ステークス（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、5着を確保した。

12月3日、約6か月半の休養明けで迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の2006ゴールデンブーツトロフィー（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（2戦1勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

12月17日、中1週で迎えた12戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のドルチェリモーネに1馬身1/4の差をつけて勝利を手に入れた。

4歳（2007年）

2月3日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の山城ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

2月18日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上1600万下のアメジストステークス（東京芝2000m 晴/重）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

3月10日、中2週で迎えた15戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のサンシャインステークス（中山芝2500m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4月7日、中3週で迎えた16戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの大阪―ハンブルクカップ（阪神芝2400m 外回り曇/良）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず5着に終わった。

4月21日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上1600万下のメルボルントロフィー（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の烏丸ステークス（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（3戦0勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、抜け出したマキハタサイボーグにクビ差届かず2着となった。

7月8日、中8週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の三田特別（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月28日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下の五頭連峰特別（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（4戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、伸びてきたアップルサイダー決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

9月2日、中4週で迎えた21戦目は、3歳以上1000万下のNST賞（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（5戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったカゼノコウテイにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

5歳（2008年）

1月13日、約4か月半の休養明けで迎えた22戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の睦月賞（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（6戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に敗れた。

1月27日、中1週で迎えた23戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の許波多特別（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず10着に敗れた。

5月24日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の赤倉特別（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のエルソルダードを半馬身振り切って久々に白星を挙げた。

6月15日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上1600万下のジューンステークス（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦1勝）。15頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

7月6日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた26戦目は、ハンデ戦でオープンの米子ステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は武豊騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

7月26日、中2週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた27戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の日本海ステークス（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

6歳（2009年）

10月31日、約15か月半の休み明けで迎えた28戦目は、3歳以上1600万下の八坂ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（7戦0勝）。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

7歳（2010年）

8月8日、約9か月半の休養明けで迎えた29戦目は、3歳以上1600万下の宮崎ステークス（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（8戦0勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では見所を作れず15着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた30戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、小倉日経オープン（小倉芝1800m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず5着に終わった。

8月28日、連闘で迎えた31戦目は、3歳以上1600万下の博多ステークス（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では全く伸びず11着に終わった。

9月11日、中1週で迎えた32戦目は、G3の朝日チャレンジカップ（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（2戦1勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に終わった。