コスモポルカ（2011年生、母ベルグポルカ）

コスモポルカ（2011年2月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋母名の一部、チェコの民俗舞曲」。毛色は鹿毛。種牡馬のニューイングランド（当時14歳）と交配したベルグポルカが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）静内酒井牧場。主な勝ち鞍は2014年のジャニュアリーフラワー賞。

経歴

デビュー前

1歳のとき、静内酒井牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ビッグレッドファームによって472.5万円で落札された。

高橋裕厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

11月23日、デビュー戦は丹内祐次騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は498kg。18頭立ての18番人気で9番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、極端なスローペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい8着に終わった。

12月21日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

3歳（2014年）

1月28日、中4週で迎えた3戦目は、3歳戦のジャニュアリーフラワー賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のノブペイジを半馬身振り切って初白星を挙げた。

2月18日、中2週で迎えた4戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

3月9日、中2週で迎えた5戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら10番手で通過。直線では見せ場なく15着に終わった。

5月5日、中7週で迎えた6戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のよみうりランド賞（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、抜け出したワイルドソウルを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

5月13日、連闘で迎えた7戦目は、3歳オープンの東京ダービートライアル（大井ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

6月9日、中3週で迎えた8戦目は、3歳（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るノースカルロスを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って2勝目を掴み取った。

4歳（2015年）

7月23日、約13か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた9戦目は、郷間勇太騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

8月18日、中3週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた10戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ファイブシューターにハナ差交わされて2着に甘んじた。

9月4日、中1週で迎えた11戦目は、浅野愛馬会20周年ムトトブライダル記念（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、勝ったフライトパーサーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

5歳（2016年）

6月2日、約9か月の休み明けで迎えた12戦目は、増田充宏騎手を鞍上に迎えて、一般C3二（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアスキーコードを上がり1位タイの末脚でクビ差だけ差し切って久しぶりの一戦を制した。

6月14日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2七八（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で増田充宏騎手（1戦1勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るジョーハットを鮮やかな末脚で半馬身差し切って圧倒的人気に応えた。

7月6日、中2週で迎えた14戦目は、一般C2七八九（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で増田充宏騎手（2戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

7月29日、中2週で迎えた15戦目は、スズダン記念（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は本田正重騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて、最後は2着のワールドハーモニーをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

8月22日、中2週で迎えた16戦目は、秦野たばこ祭特別（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るブリーズヴェールを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って6勝目を掴み取った。

9月12日、中2週で迎えた17戦目は、白井孝一退職記念（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（4戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に敗れた。

6歳（2017年）

6月13日、約9か月の休み明けで迎えた18戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、夏椿特別（川崎ダート1500m 雨/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したシュンアリキを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。

7月17日、中4週で迎えた19戦目は、秩父龍勢賞（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は本田正重騎手（5戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るミュゼマリオネットを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切ってファンの期待に応えた。

8月2日、中1週で迎えた20戦目は、8.19ねぶくろシネマ開催記念（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（6戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るテンエイアースを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切ってファンの支持に応えた。

9月8日、中4週で迎えた21戦目は、一般C1三四（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（7戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

7歳（2018年）

4月25日、約7か月半の休み明けで迎えた22戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、大宮で盆栽を楽しみま賞（浦和ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のアンイモンに2馬身半の差をつけて休養明け初戦を制した。

5月14日、中2週で迎えた23戦目は、開成町阿波おどり特別（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦1勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のブラウンヘルシャーをアタマ差振り切って圧倒的支持に応えた。

6月11日、中3週で迎えた24戦目は、南風特別（川崎ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のブラウンヘルシャーに7馬身の差をつけて勝利数を11に伸ばす