グランクエント（2018年生、母マスターゾロアーク）

Gran Cuento

2018.03.10

グランクエント（2018年3月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のベルシャザール（当時10歳）と交配したマスターゾロアークが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は高山 博。主な勝ち鞍は2021年のハートビートスプリント。

経歴

デビュー前

1歳のとき、高山博から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、高山博から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、宮川保によって286万円で落札された。

稲益貴弘厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2020年）

8月6日、デビュー戦は山口達弥騎手を鞍上に据えて、2歳戦のハイビスカスデビュー（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。馬体重は483kg。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はバテてしまい5着に敗れた。

9月28日、中7週で迎えた2戦目は、2歳（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山口達弥騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキャッスルクイーンに8馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月26日、中3週で迎えた3戦目は、2歳（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山口達弥騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミスティックライツに4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

3歳（2021年）

1月15日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、3歳戦のハートビートスプリント（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口達弥騎手（3戦2勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のロードオブザチェコに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

2月11日、中3週で迎えた5戦目は、3歳戦の寒椿スプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山口達弥騎手（4戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたリコーシンザン決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

3月18日、中4週で迎えた6戦目は、3歳戦の弥生スプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山口達弥騎手（5戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

2021年11月18日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。