ロードオブザチェコ（2018年生、母リアンローズ）

ロードオブザチェコ（2018年4月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「神+人名愛称。神のように誰よりも強く高貴」。毛色は栗毛。種牡馬のストロングリターン（当時12歳）と交配したリアンローズが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は織田正敏。2021年の浦和スプリント(一般)で3着に入った他、2021年の浦和スプリントで3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

藤原智行厩舎（浦和）へ入厩。

2歳（2020年）

5月29日、デビュー戦は岡田大騎手を鞍上に据えて、2歳戦のドリームチャレンジ（浦和ダート800m 晴/良）に出走。馬体重は461kg。5頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばしてあっさりと抜け出し、最後は2着のソルジャーに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月6日、中9週で迎えた2戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のリバーサイドアイドル特別（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい6着に敗れた。

8月27日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた3戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のシャイニングメモリー賞（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

9月15日、中2週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた4戦目は、増田充宏騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の若武者賞（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り7着に終わった。

9月22日、連闘で馬体重を前走から7kg絞って迎えた5戦目は、2歳戦の新生特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で増田充宏騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったランリョウオーに詰め切れず、9馬身差の2着となった。

12月28日、約3か月の休養明けで迎えた6戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの’20ジェムストーン賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

3歳（2021年）

1月15日、中2週で迎えた7戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のハートビートスプリント（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったグランクエントにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

1月26日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦のテンポラーレ特別（川崎ダート900m 晴/重）に出走。鞍上は増田充宏騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、3着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦の寒椿スプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず3着に終わった。

3月18日、中4週で迎えた10戦目は、3歳戦の弥生スプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は岡田大騎手（1戦1勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

4月2日、中1週で迎えた11戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の浦和800ラウンド（浦和ダート800m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では逸出した伸びを見せたが、伸びてきたレーヴプルーヴ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

4月7日、連闘で迎えた12戦目は、3歳戦のクロッカススプリント（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は岡田大騎手（2戦1勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では生来の闘争本能でどうにかこうにかゴールまで走り切り、4着を確保した。

5月5日、中3週で迎えた13戦目は、3歳戦のあやめ賞（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡田大騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

5月12日、連闘で迎えた14戦目は、3歳戦の若駒特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したホウヨウクリスタルを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

6月2日、中2週で迎えた15戦目は、水芭蕉特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は岡田大騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて難なく抜け出し、最後は2着のキャッスルヒーローに3馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

7月1日、中3週で迎えた16戦目は、桜井光輔騎手を鞍上に迎えて、浦和スプリント（浦和ダート1400m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

11月24日、約5か月の休み明けで迎えた17戦目は、福原杏騎手を鞍上に迎えて、’21 まがたま賞（浦和ダート1400m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

12月13日、中2週で迎えた18戦目は、湯河原梅林「梅の宴」特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は岡田大騎手（5戦2勝）。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、ゴールデンサイクルにハナ差交わされて2着となった。

12月23日、中0週で迎えた19戦目は、ハンデ戦の暮来月特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡田大騎手（6戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい7着に敗れた。

4歳（2022年）

3月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた20戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの鎌ケ谷特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。端をきる形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい9着に終わった。

4月24日、中5週で迎えた21戦目は、4歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り14着に敗れた。

7月3日、中9週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた22戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの鶴ヶ城特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

7月23日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた23戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの大倉山特別（札幌ダート1700m 曇/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい5着に終わった。

8月6日、中1週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの桑園特別（札幌ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。

8月28日、中2週で迎えた25戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの2022ワールドオールスタージョッキーズ第3戦（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が衰えて9着に終わった。

11月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた26戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（東京ダート1300m 曇/良）に出走。15頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

5歳（2023年）

4月15日、約5か月の休養明けで迎えた27戦目は、4歳以上2勝クラスの袖ケ浦特別（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。ハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて難なく抜け出し、最後は2着のブルーダイヤカフェに5馬身の差をつけて休み明け初戦をモノにした。

4月30日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上3勝クラスの東大路ステークス（京都ダート1200m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は柴山雄一騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず13着に敗れた。

7月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた29戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの会津ステークス（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（3戦1勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚色が衰えて15着に終わった。

10月1日、約2か月半の間隔を開けて迎えた30戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの外房ステークス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（4戦1勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり14着に敗れた。

12月24日、約3か月の間隔を開けて迎えた31戦目は、3歳以上3勝クラスの2023フェアウェルステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず15着に終わった。

6歳（2024年）

2月25日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた32戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの春風ステークス（中山ダート1200m 小雨/重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず11着に終わった。

3月23日、中3週で迎えた33戦目は、4歳以上3勝クラスのブラッドストーンステークス（中山ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（5戦1勝）。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着を確保した。