クイーンズルビー（2002年生、母Ruby Cairo）

クイーンズルビー（2002年2月19日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「女王のルビー」。毛色は栗毛。種牡馬のSky Classic（当時15歳）と交配したRuby Cairoが12歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地9戦0勝2着2回、地方19戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2006年の海ほたる特別(一般B3二 C1一)。

経歴

デビュー前

宗像義忠厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2005年）

1月30日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は426kg。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったシャルムーズにねじ伏せられてハナ差の2着に惜敗した。

2月19日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3月19日、中3週で迎えた3戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月9日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

6月5日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/稍重）に出走。18頭立ての5番人気で16番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで敢闘したが、伸びてきたマイネマニフィーク決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

6月18日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた6戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚色が衰えて13着に敗れた。

7月2日、中1週で迎えた7戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

9月3日、中8週で馬体重を前走から30kg増やして迎えた8戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は脚が止まってしまい13着に敗れた。

9月24日、中2週で迎えた9戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

12月19日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

4歳（2006年）

1月25日、中4週で迎えた11戦目は、一般C1三（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったオーナーズチェスにねじ伏せられてアタマ差の2着に甘んじた。

2月9日、中1週で迎えた12戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、一般C1二三（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。端を取り切り、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして、最後は2着のイシノゼフィルスを3/4馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

2月23日、中1週で迎えた13戦目は、ダイヤモンドダスト特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦1勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず10着に敗れた。

3月30日、中4週で迎えた14戦目は、春光特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず10着に敗れた。

4月21日、中2週で迎えた15戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、春風特別（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

4月28日、連闘で迎えた16戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、芝桜特別（浦和ダート1600m 晴/重）に出走。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したアルバトロスを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

5月19日、中2週で迎えた17戦目は、三渓園特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が衰えて10着に敗れた。

6月14日、中3週で迎えた18戦目は、さくらんぼ特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた19戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、足立区特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったアポロサティーに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

7月7日、連闘で迎えた20戦目は、牝馬限定戦の織姫特別南関東所属（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は的場文男騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るディーズビバーチェを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

7月24日、中1週で迎えた21戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、ベイブリッジ特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

8月25日、中4週で迎えた22戦目は、海ほたる特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は的場文男騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るディーズビバーチェを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利をモノにする

9月7日、中1週で迎えた23戦目は、赤富士特別（川崎ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（5戦2勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では非凡な末脚を披露したが、3着に終わった。

9月26日、中2週で迎えた24戦目は、サファイアスター賞（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（6戦2勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入った。

10月10日、中1週で迎えた25戦目は、マルチグレート特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（7戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月31日、中2週で迎えた26戦目は、オータムスター賞（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は石崎駿騎手（2戦1勝）。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に敗れた。

11月24日、中2週で迎えた27戦目は、ハンデ戦の別所沼特別（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は的場文男騎手（8戦2勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

12月14日、中2週で迎えた28戦目は、ラピスラズリスター賞（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（9戦2勝）。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に敗れた。