アルバトロス（2000年生、母ニッポーバーディー）

アルバトロス（2000年5月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ゴルフ用語、アホウドリ」。毛色は鹿毛。種牡馬のジェニュイン（当時8歳）と交配したニッポーバーディーが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）本間牧場。戦績は、地方39戦16勝2着6回。主な勝ち鞍は2007年の雁坂特別(一般B2二)。

経歴

デビュー前

田島寿一厩舎（川崎）へ入厩。

3歳（2003年）

3月30日、デビュー戦は今野忠成騎手を鞍上に据えて、3歳（川崎ダート900m 晴/良）に出走。馬体重は532kg。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のプラヴァニーに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、3歳（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天資の闘志でゴールまで力戦したが、3着に終わった。

7月21日、中5週で迎えた3戦目は、3歳（川崎ダート900m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

8月14日、中2週で迎えた4戦目は、3歳（大井ダート1490m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（3戦1勝）。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に敗れた。

10月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

4歳（2004年）

4月28日、約6か月の休み明けで迎えた6戦目は、一般C3四五（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は今野忠成騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸びを見せたが、伸びてきたムソーカゲヒメ決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

5月14日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、一般C3四五（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（5戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るケイアイアーチを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて制した。

6月7日、中2週で迎えた8戦目は、ハンデ戦の一般C2八 C3一（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（6戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では不屈のファイティングスピリットで渋太く粘り込んで先頭に立ち、最後は2着のセリノベガを3/4馬身振り切って3勝目を手にした。

7月4日、中3週で迎えた9戦目は、ハンデ戦の一般C2六 C3一（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（7戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に敗れた。

7月21日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2七八（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で今野忠成騎手（8戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のビジネスタイムに5馬身の差をつけて4勝目を挙げた。

8月11日、中2週で迎えた11戦目は、一般C2三四（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で今野忠成騎手（9戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

9月3日、中2週で迎えた12戦目は、一般C2二（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で今野忠成騎手（10戦4勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

5歳（2005年）

1月28日、約5か月の休み明けで迎えた13戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、かなり遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ローリンサーにクビ差交わされて2着に惜敗した。

2月10日、中1週で迎えた14戦目は、一般C3一二（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエフワンボーイに3馬身の差をつけて5勝目をゲットした。

2月25日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2四五（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって8着に敗れた。

3月30日、中4週で迎えた16戦目は、一般C2四五（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は酒井忍騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったキタサンヤマザクラに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

4月18日、中2週で迎えた17戦目は、一般C2三（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のワカクサミラクルに2馬身の差をつけて優勝

4月29日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2三四（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（4戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のトウシンティターンに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5月23日、中2週で迎えた19戦目は、一般C1四（川崎ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で酒井忍騎手（5戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッと切れる脚を見せたが、イシノゼフィルスに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

10月10日、約4か月半の休養明けで迎えた20戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、長谷特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

10月25日、中1週で迎えた21戦目は、東金特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は酒井忍騎手（6戦3勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、少し速いペースで集団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

11月9日、中1週で迎えた22戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、ベイサイド賞（川崎ダート2100m 晴/稍重）に出走。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れ味光る末脚を発揮し、3着に入った。

11月28日、中2週で迎えた23戦目は、一般C1七八（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

12月21日、中2週で迎えた24戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、一般C1八（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取り、少し遅いペースで一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

6歳（2006年）

1月2日、中1週で迎えた25戦目は、一般C2四五（浦和ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は酒井忍騎手（7戦3勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のマイネルケルンをアタマ差振り切って雨下の激戦を制した。

1月24日、中2週で迎えた26戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、マイスターチャレンジ（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はタレてしまい11着に終わった。

2月6日、中1週で迎えた27戦目は、鉢形城特別（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は酒井忍騎手（8戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るセイカカラットを豪脚で3/4馬身差し切って9勝目を掴み取った。

3月8日、中3週で迎えた28戦目は、一般C1四五（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（9戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のレオアイリスに3馬身の差をつけて10勝目を達成した。

3月30日、中2週で迎えた29戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、春光特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、タカミルーチェにハナ差交わされて2着に惜敗した。

4月28日、中3週で迎えた30戦目は、芝桜特別（浦和ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は酒井忍騎手（10戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして、最後は2着のクイーンズルビーに1馬身の差をつけて勝利数を11に伸ばす

6月1日、中4週で迎えた31戦目は、一般B3二（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（11戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のフルーツバスケットに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

10月30日、約5か月の休み明けで迎えた32戦目は、JBCウイークオープニング賞（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（12戦8勝）。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に敗れた。

11月22日、中2週で迎えた33戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、カトレア賞（浦和ダート1600m 晴/重）に出走。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったティーケースワローにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

12月18日、中3週で迎えた34戦目は、ひだか鮭『銀聖』特別（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るキングミシエロを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

7歳（2007年）

1月15日、中3週で迎えた35戦目は、ハンデ戦の小正月特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩やかなペースでレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るイシノサヴァントをクビ差だけ差し切って1着ゴールを果たした。

2月16日、中4週で迎えた36戦目は、雁坂特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るインヴァリッドを猛烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

3月19日、中3週で迎えた37戦目は、幸手権現堂桜堤賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（5戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のマイネプレリュードに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

11月6日、約7か月半の休み明けで迎えた38戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、錦秋特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に敗れた。

11月19日、中1週で迎えた39戦目は、山茶花特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（6戦4勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。