プリンセスカナ（2009年生、母ヒカルトクタイセイ）

プリンセスカナ（2009年2月28日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「王女＋人名」。毛色は栗毛。種牡馬のワイルドラッシュ（当時15歳）と交配したヒカルトクタイセイが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）フジワラ・ファーム。戦績は、中央平地10戦0勝、地方34戦7勝2着6回。主な勝ち鞍は2014年の一般C2十四十五。

経歴

デビュー前

北出成人厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2012年）

1月15日、デビュー戦は丸山元気騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

2月4日、中2週で迎えた2戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に敗れた。

4月7日、中8週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。最後はバタバタになってしまい14着に終わった。

5月5日、中3週で迎えた4戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/不良）に出走。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。

6月9日、中4週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

7月21日、中5週で迎えた6戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

8月11日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず5着に終わった。

8月25日、中1週で迎えた8戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

10月4日、中5週で迎えた9戦目は、早見多加志騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-2（門別ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた10戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-1（門別ダート1000m 晴/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したキタノダイフクにクビ差届かず2着に甘んじた。

10月31日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上C4-1（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、で馬群を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のエスジーアンクルに1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月15日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上C3-2（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では卓出した伸び脚で急追したが、勝ったスズランに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

12月12日、中3週で迎えた13戦目は、湯前良人騎手を鞍上に迎えて、一般C11（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のグレイトエンペラーに2馬身の差をつけて2勝目をゲットした。

4歳（2013年）

2月21日、中9週で迎えた14戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、4歳（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

3月8日、中1週で迎えた15戦目は、4歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤博紀騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

4月11日、中4週で迎えた16戦目は、一般C3四五（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤博紀騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて9着に敗れた。

4月24日、中1週で迎えた17戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、一般C3六七（大井ダート1200m 雨/重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、強烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のナイキスパークルに2馬身半の差をつけて制した。

5月16日、中2週で迎えた18戦目は、一般C2十二十三（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦1勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

6月6日、中2週で迎えた19戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一十二（大井ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に敗れた。

6月27日、中2週で迎えた20戦目は、一般C2十三十四（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一寸刻みに前との差を詰めて、最後は2着のエドノエレーナをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

8月2日、中4週で迎えた21戦目は、一般C2十十一（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は失速してしまい9着に敗れた。

8月15日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2八九十（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は力尽きて11着に敗れた。

11月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた23戦目は、目黒区特別（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（4戦1勝）。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず13着に終わった。

11月28日、中2週で迎えた24戦目は、一般C2十二十三（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で森泰斗騎手（5戦1勝）。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい13着に終わった。

12月20日、中2週で迎えた25戦目は、一般C2十二十三十四（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で森泰斗騎手（6戦1勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

12月31日、中1週で迎えた26戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、一般C2十二十三（大井ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい11着に終わった。

5歳（2014年）

1月22日、中2週で迎えた27戦目は、一般C3七八九（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き12着に終わった。

2月5日、中1週で迎えた28戦目は、一般C3五六七（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

6月2日、約4か月の休み明けで迎えた29戦目は、一般C3八九十（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（7戦1勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出したが、5着に終わった。

6月24日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた30戦目は、一般C3七八（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（8戦1勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた31戦目は、一般C3十十一十二（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（9戦1勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、勝ったセイウングーノネにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

7月29日、中2週で迎えた32戦目は、一般C3六七八（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（10戦1勝）。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の心肺能力で最後まで止まることなく走り抜いたが、オーサムリヴァイヴに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

8月13日、中1週で迎えた33戦目は、一般C3六七（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（11戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

8月27日、中1週で迎えた34戦目は、一般C3五六（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で森泰斗騎手（12戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では不屈の闘志で渋太く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のクリノマッタホルンをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

9月17日、中2週で迎えた35戦目は、一般C3三四（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で森泰斗騎手（13戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では不屈のスロトングスピリットで渋太く粘り込んで先頭を奪い、最後は2着のクリノマッタホルンに1馬身3/4の差をつけて勝利を手に入れた。

10月23日、中4週で迎えた36戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、一般C3一（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、ダブルセブンに半馬身交わされて2着に敗北した。

11月11日、中2週で迎えた37戦目は、キム・オクソン騎手を鞍上に迎えて、フレンドリージョッキーカップ（大井ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

11月27日、中1週で迎えた38戦目は、一般C2 C3（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（14戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、メイズバースデーに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

12月30日、中4週で迎えた39戦目は、一般C2十四十五（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（15戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るアサカラヴァーズを上がり3位の末脚でクビ差だけ差し切って7勝目を奪取した。

6歳（2015年）

1月23日、中2週で迎えた40戦目は、一般C3一二（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（16戦4勝）。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、平均ペースで集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

2月6日、中1週で迎えた41戦目は、有年淳騎手を鞍上に迎えて、一般C2十七 C3一（大井ダート1200m 晴/重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

2月27日、中2週で迎えた42戦目は、一般C3一二三（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

3月29日、中3週で迎えた43戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

5月16日、中6週で迎えた44戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に終わった。