ワイドラブナ（2009年生、母サワノプリマベーラ）

ワイドラブナ（2009年5月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋マヤ語で『古い家』の意を持つメキシコの遺跡名」。毛色は鹿毛。種牡馬のフレンチデピュティ（当時17歳）と交配したサワノプリマベーラが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）杵臼牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方7戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2012年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、杵臼牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、幅田昌伸によって756万円で落札された。

梅田智之厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2012年）

2月4日、デビュー戦は渡辺薫彦騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は500kg。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず13着に終わった。

7月11日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から15kg減らして迎えた2戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のあじめ峡賞（笠松ダート1400m 雨/良）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。

7月28日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず15着に終わった。

8月25日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい16着に終わった。

10月4日、中5週で迎えた5戦目は、小山信行騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小山信行騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るディアザインを途轍もない末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（2013年）

1月15日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、一般C21（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で小山信行騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るコウエイコムスメを豪脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

2月6日、中2週で迎えた8戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で小山信行騎手（3戦2勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたラインジェニファー決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

3月8日、中3週で迎えた9戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小山信行騎手（4戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではいいところがなく3着に敗れた。

3月22日、中1週で迎えた10戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で小山信行騎手（5戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。