パラダイスチャイム（1991年生、母ラヴリーチヤイムズ）

パラダイスチャイム（1991年3月24日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のハイセイコー（当時21歳）と交配したラヴリーチヤイムズが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）谷田牧場。戦績は、中央平地37戦3勝2着7回。主な勝ち鞍は1995年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

清水久雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1993年）

12月12日、デビュー戦は西浦勝一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は442kg。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。逃げる形となり、少々速いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい5着に終わった。

12月25日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西浦勝一騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず3着に敗れた。

3歳（1994年）

1月9日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西浦勝一騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛進したが、ケイモナミに交わされて3馬身半差の2着に敗北した。

1月30日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で西浦勝一騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のゴッドプリモに2馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

2月14日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳500万下（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で西浦勝一騎手（4戦1勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい7着に終わった。

2月26日、中1週で迎えた6戦目は、4歳500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で西浦勝一騎手（5戦1勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

6月11日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた7戦目は、上野清章騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で上野清章騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

7月10日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で上野清章騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい7着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた10戦目は、菊地昇吾騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったエドノコバンに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

8月6日、中1週で迎えた11戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、エドノコバンに交わされて3馬身半差の2着に敗北した。

8月20日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮戦したが、勝ったサンエムビーナスに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

9月3日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は菊地昇吾騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天資の闘争本能でゴールまで力戦したが、4着に終わった。

9月17日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/稍重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で菊地昇吾騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

9月24日、連闘で迎えた15戦目は、4歳以上500万下の潮騒特別（函館ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で菊地昇吾騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に終わった。

10月16日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は西浦勝一騎手（6戦1勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

11月5日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた17戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で西浦勝一騎手（7戦1勝）。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

11月27日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた18戦目は、菊沢隆仁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

12月10日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（中京芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆仁騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に敗れた。

12月24日、中1週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢隆仁騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後はバタバタになってしまい16着に終わった。

4歳（1995年）

1月28日、中4週で迎えた21戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は西浦勝一騎手（8戦1勝）。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、勝ったエイシンマーチンにねじ伏せられて5馬身差の2着となった。

2月12日、中1週で迎えた22戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で西浦勝一騎手（9戦1勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

3月5日、中2週で迎えた23戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で西浦勝一騎手（10戦1勝）。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に敗れた。

3月11日、連闘で迎えた24戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で西浦勝一騎手（11戦1勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

4月1日、中2週で迎えた25戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で西浦勝一騎手（12戦1勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に敗れた。

4月23日、中2週で迎えた26戦目は、川合達彦騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（福島芝1200m 小雨/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

5月7日、中1週で迎えた27戦目は、5歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で川合達彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばしてすんなりと抜け出し、最後は2着のダイヤルアモンに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月11日、中4週で迎えた28戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川合達彦騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

6月24日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で川合達彦騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、3着に入った。

7月16日、中2週で迎えた30戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で川合達彦騎手（4戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、ヤマニンチアフルにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

7月23日、連闘で迎えた31戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1500m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で川合達彦騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、スリーダイヤモンドに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

7月30日、連闘で迎えた32戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で川合達彦騎手（6戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして楽々と抜け出し、最後は2着のアイアムフェアリーに3馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月17日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた33戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の桃山特別（京都芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく7着に終わった。

10月14日、中3週で迎えた34戦目は、4歳以上900万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚が冴えず11着に敗れた。

10月29日、中1週で迎えた35戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

5歳（1996年）

3月17日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた36戦目は、5歳以上900万下の伊丹特別（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は上野清章騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。

3月31日、中1週で迎えた37戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で上野清章騎手（4戦0勝）。13頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。