グランメルヴィーユ（2004年生、母トキオルンルン）

グランメルヴィーユ（2004年3月19日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「大きな感動（仏）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスペシャルウィーク（当時9歳）と交配したトキオルンルンが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地11戦0勝、地方20戦3勝2着6回。主な勝ち鞍は2008年の一般C6b。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額1,600万円（4万×400口）で一口馬主が募集された。

池添兼雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

8月20日、デビュー戦は古川吉洋騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

10月1日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月28日、中3週で迎えた3戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。17頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

3歳（2007年）

1月20日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい13着に敗れた。

2月4日、中1週で迎えた5戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入った。

2月17日、中1週で迎えた6戦目は、田中克典騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

4月15日、中7週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず15着に敗れた。

5月13日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は田中克典騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に敗れた。

6月17日、中4週で迎えた9戦目は、武英智騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

7月29日、中5週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武英智騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮したが、5着に終わった。

9月1日、中4週で迎えた11戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く12着に敗れた。

11月8日、中9週で迎えた12戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の一般C17（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったビクトリアスチアーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

11月27日、中2週で迎えた13戦目は、一般C16（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るヒルノナタリーを異次元の末脚でクビ差だけ差し切って待望の初白星を挙げた。

12月13日、中1週で迎えた14戦目は、湯前良人騎手を鞍上に迎えて、一般C11（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

12月30日、中1週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた15戦目は、地方競馬こそスピード指数だ（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は東川公則騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスターオブストーンに4馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

4歳（2008年）

1月9日、中0週で迎えた16戦目は、一般C11（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（3戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、スタイリッシュラブにハナ差交わされて2着に甘んじた。

1月25日、中1週で迎えた17戦目は、一般C12（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で東川公則騎手（4戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、キクノジュピターに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

2月14日、中2週で迎えた18戦目は、一般C11（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で東川公則騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

2月27日、中1週で迎えた19戦目は、一般C11（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で東川公則騎手（6戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったロードスピリットに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

3月13日、中1週で迎えた20戦目は、一般C9（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で東川公則騎手（7戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、勝ったスターオブストーンに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4月2日、中2週で迎えた21戦目は、一般C9（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で東川公則騎手（8戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月25日、中2週で迎えた22戦目は、一般C9（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で東川公則騎手（9戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

5月14日、中2週で迎えた23戦目は、一般C8（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は9戦連続で東川公則騎手（10戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

5月30日、中1週で迎えた24戦目は、一般C7（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で東川公則騎手（11戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

6月12日、中1週で迎えた25戦目は、一般C6（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で東川公則騎手（12戦2勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

7月11日、中3週で迎えた26戦目は、一般C7（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で東川公則騎手（13戦2勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、エンジェルスノーに交わされて1馬身半差の2着となった。

7月23日、中1週で迎えた27戦目は、一般C8（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で東川公則騎手（14戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

8月15日、中2週で迎えた28戦目は、高賀の森水杯（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で東川公則騎手（15戦2勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

8月29日、中1週で迎えた29戦目は、一般C6b（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は15戦連続で東川公則騎手（16戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして、最後は2着のメジロセイバーをハナ差振り切って3勝目を奪取した。

9月23日、中3週で迎えた30戦目は、目迫大輔騎手を鞍上に迎えて、すすき特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

10月15日、中2週で迎えた31戦目は、一般C4（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は東川公則騎手（17戦3勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて6着に敗れた。