ヒロカギャル（1989年生、母オートミギヤル）

ヒロカギャル（1989年4月26日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のシービークロス（当時14歳）と交配したオートミギヤルが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）荻伏三好ファーム。戦績は、中央平地19戦0勝2着2回、地方9戦2勝。主な勝ち鞍は1993年の鳥居峠特別(B3)。

経歴

デビュー前

中尾謙太郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1991年）

11月3日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（京都芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。18頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。

11月16日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

11月30日、中1週で迎えた3戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1000m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田島信行騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

3歳（1992年）

1月25日、中5週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は失速してしまい15着に敗れた。

2月15日、中2週で迎えた6戦目は、上籠勝仁騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（小倉芝1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に敗れた。

3月14日、中3週で迎えた7戦目は、田島裕和騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

4月11日、中3週で迎えた8戦目は、日吉正和騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神芝1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

5月31日、中6週で迎えた9戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、緩みのないペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天与の闘争心で諦めることなく走り切り、5着を確保した。

6月14日、中1週で迎えた10戦目は、久保田英敬騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

7月12日、中3週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。

7月26日、中1週で迎えた12戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（4戦0勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

8月2日、連闘で迎えた13戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（5戦0勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。端をきる形となり、後続との差を2馬身以上キープして、ゆったりとしたペースで馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はバテてしまい10着に終わった。

8月30日、中3週で迎えた14戦目は、4歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は田島裕和騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ハナに立ち、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて6着に終わった。

10月4日、中4週で迎えた15戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（福島芝1000m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。

10月17日、中1週で迎えた16戦目は、池田賀一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

10月24日、連闘で迎えた17戦目は、宮徹騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた18戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は宝来城多郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、抜け出したノヴァホークを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

11月14日、連闘で迎えた19戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で宝来城多郎騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、アイランドリバーにクビ差交わされて2着となった。

4歳（1993年）

2月17日、約3か月の休み明けで迎えた20戦目は、久保田政弘騎手を鞍上に迎えて、一般B2 B3（高崎ダート1500m 雨/不良）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月10日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた21戦目は、見附正徳騎手を鞍上に迎えて、一般B2 B3（高崎ダート1400m 曇/重）に出走。7頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月1日、中2週で迎えた22戦目は、一般B3（高崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は久保田政弘騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月22日、中2週で迎えた23戦目は、一般B3（高崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で久保田政弘騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。3着を確保した。

9月8日、中1週で迎えた24戦目は、一般B3 C1（高崎ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で久保田政弘騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月17日、中5週で迎えた25戦目は、斉藤誠騎手を鞍上に迎えて、一般B2 B3（高崎ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のミーコをクビ差制して待望の初勝利を挙げた。

10月25日、連闘で迎えた26戦目は、鳥居峠特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は久保田政弘騎手（4戦0勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のヨウメイパワーをハナ差制して2勝目を手中に収めた。

11月9日、中1週で迎えた27戦目は、金精峠特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で久保田政弘騎手（5戦1勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

11月26日、中1週で迎えた28戦目は、金精峠特別（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で久保田政弘騎手（6戦1勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。