ダイワギブソン（2004年生、母What A Joy）

ダイワギブソン（2004年10月30日）は、オーストラリアで生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋俳優名（メル・ギブソン）より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のOrientate（当時6歳）と交配したWhat A Joyが12歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地10戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2007年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

増沢末夫厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2007年）

3月3日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

3月17日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

7月14日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではキレのある末脚を披露し、3着に入った。

9月2日、中6週で迎えた4戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、コスモピロリにクビ差交わされて2着に惜敗した。

9月16日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、リネンフィールドに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

9月29日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のソングバードに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月20日、中2週で迎えた7戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のカゼノユクエに2馬身の差をつけて制した。

4歳（2008年）

3月2日、約4か月半の休養明けで迎えた8戦目は、4歳以上1000万下の木更津特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

3月16日、中1週で迎えた9戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の浅草特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

7月27日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。17頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい13着に敗れた。