クォーターデッキ（2007年生、母リキセレナード）

クォーターデッキ（2007年3月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「カクテル名」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時6歳）と交配したリキセレナードが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（株）チャンピオンズファーム。戦績は、中央平地2戦0勝、地方23戦10勝2着1回。主な勝ち鞍は2011年の福山・高知連携龍馬シリーズ十五戦(一般C3)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、レキシントンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、レキシントンファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

中竹和也厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

11月14日、デビュー戦はC.スミヨン騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 晴/重）に出走。馬体重は496kg。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた2戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず6着に敗れた。

3歳（2010年）

8月18日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた3戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のブレイズカップ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月2日、中5週で迎えた4戦目は、倉兼育康騎手を鞍上に迎えて、一般C3-9（高知ダート1300m 曇/重）に出走。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のサクラプログレスを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

10月16日、中1週で迎えた5戦目は、一般C3-6（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉兼育康騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のサクラプログレスに2馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

11月6日、中2週で迎えた6戦目は、一般C3-3（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で倉兼育康騎手（2戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るスキマチェリーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

12月18日、中5週で迎えた7戦目は、須崎かわうその里特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で倉兼育康騎手（3戦3勝）。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい3着に敗れた。

12月31日、中1週で迎えた8戦目は、我家恒例の競馬祭特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で倉兼育康騎手（4戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

4歳（2011年）

1月17日、中1週で迎えた9戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、一般C3-1（高知ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて、最後は2着のラッシュモアをアタマ差振り切って4勝目を挙げた。

1月30日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2-6（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（5戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のグラスミューズに1馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

2月13日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2-4（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で倉兼育康騎手（6戦4勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて、最後は2着のスイートフィドルを3/4馬身振り切って圧倒的支持に応えた。

3月6日、中2週で迎えた12戦目は、三村展久騎手を鞍上に迎えて、福山・高知連携龍馬シリーズ十戦（福山ダート1250m 雨/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のナイスウィザードに6馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

3月21日、中1週で迎えた13戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、福山・高知連携龍馬シリーズ十五戦（福山ダート1250m 曇/重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のアンテリジェンスに6馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

5月1日、中5週で迎えた14戦目は、一般C1-4（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（7戦5勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて、最後は2着のジニアビスティーに1馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

5月13日、中1週で迎えた15戦目は、たけのこの土佐煮特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で倉兼育康騎手（8戦6勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

6月11日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた16戦目は、海辺の日曜市特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で倉兼育康騎手（9戦6勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のレッドスポーツカーを半馬身振り切って断トツ人気に応えた。

11月19日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg絞って迎えた17戦目は、一般B4（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で倉兼育康騎手（10戦7勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

12月3日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた18戦目は、ファイナルレース（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で倉兼育康騎手（11戦7勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

12月18日、中1週で迎えた19戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で倉兼育康騎手（12戦7勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、勝ったリバーホークにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

5歳（2012年）

1月16日、中3週で迎えた20戦目は、一般B4（高知ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で倉兼育康騎手（13戦7勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

1月28日、中1週で迎えた21戦目は、ファイナルレース（高知ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で倉兼育康騎手（14戦7勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい5着に敗れた。

2月26日、中3週で迎えた22戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、一般B4（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

3月10日、中1週で迎えた23戦目は、山崎良騎手を鞍上に迎えて、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

4月2日、中2週で迎えた24戦目は、西山裕貴騎手を鞍上に迎えて、名城高知城特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

4月29日、中3週で迎えた25戦目は、建喜さんお疲れ様特別（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（15戦7勝）。7頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。