アンテリジェンス（2007年生、母キングアタック）

アンテリジェンス（2007年5月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「知恵（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のティンバーカントリー（当時15歳）と交配したキングアタックが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は野村正。戦績は、中央平地5戦0勝、地方27戦15勝2着6回。主な勝ち鞍は2010年の金の弩標賞。

経歴

デビュー前

牧浦充徳厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

12月13日、デビュー戦は松山弘平騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。馬体重は472kg。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。

12月26日、中1週で迎えた2戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず14着に終わった。

3歳（2010年）

2月24日、中8週で迎えた3戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の白梅賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、グッドカレラにクビ差交わされて2着となった。

3月14日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。

8月19日、約5か月半の休養明けで迎えた5戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の金の弩標賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では徐々に前との差を詰めて、最後は2着のイワクラキングをアタマ差振り切って初勝利を挙げた。

10月6日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、名古屋チャレンジカップケレス賞（名古屋ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で尾島徹騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい7着に敗れた。

10月31日、中3週で迎えた7戦目は、船曳文士騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい14着に終わった。

11月21日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（福島ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず14着に終わった。

12月26日、中4週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた9戦目は、池田敏樹騎手を鞍上に迎えて、3歳（福山ダート1250m 晴/稍重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のマウンテンウインに3馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

4歳（2011年）

1月2日、連闘で迎えた10戦目は、4歳（福山ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で池田敏樹騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のオパールエンプレスに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

1月10日、連闘で迎えた11戦目は、「おはようモーニングとく戦」（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で池田敏樹騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のヒシトリアーナに3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

1月23日、中1週で迎えた12戦目は、一般C5（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で池田敏樹騎手（3戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のキクノジョオーに5馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

2月6日、中1週で迎えた13戦目は、「おはようモーニングとく戦」（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で池田敏樹騎手（4戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、勝ったバビッシュから1馬身差の2着に敗北した。

2月20日、中1週で迎えた14戦目は、村上元司・木曽希結婚記念（福山ダート1250m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で池田敏樹騎手（5戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったヤマイチボムから半馬身差の2着に敗北した。

3月6日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2（福山ダート1250m 雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で池田敏樹騎手（6戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

3月21日、中1週で迎えた16戦目は、福山・高知連携龍馬シリーズ十五戦（福山ダート1250m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で池田敏樹騎手（7戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったクォーターデッキから6馬身差の2着に敗北した。

3月28日、連闘で迎えた17戦目は、一般C7ロ（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で池田敏樹騎手（8戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のメイショウボタンに5馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

4月10日、中1週で迎えた18戦目は、「午後のカフェとく戦」（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で池田敏樹騎手（9戦5勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のハイドライドに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

4月17日、連闘で迎えた19戦目は、広島県馬主会会長賞（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で池田敏樹騎手（10戦6勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月23日、連闘で迎えた20戦目は、一般C1一（福山ダート1250m 曇/不良）に出走。鞍上は12戦連続で池田敏樹騎手（11戦6勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のナカドイホーセキをクビ差制して圧倒的人気に応えた。

4月30日、連闘で迎えた21戦目は、一般C1一（福山ダート1250m 晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で池田敏樹騎手（12戦7勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のモエレアショットに1馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

5月22日、中2週で迎えた22戦目は、一般B3二（福山ダート1250m 曇/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で池田敏樹騎手（13戦8勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のナカドイホーセキに1馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

6月4日、中1週で迎えた23戦目は、一般B3二（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で池田敏樹騎手（14戦9勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月18日、中1週で迎えた24戦目は、一般B3一（福山ダート1250m 雨/重）に出走。鞍上は16戦連続で池田敏樹騎手（15戦9勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のラドに4馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

7月3日、中1週で迎えた25戦目は、一般B3一（福山ダート1250m 曇/不良）に出走。鞍上は17戦連続で池田敏樹騎手（16戦10勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のハカタアレイオーンに3馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

7月17日、中1週で迎えた26戦目は、めざせレコード一撃チャレンジ（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で池田敏樹騎手（17戦11勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったグラスグローリーから4馬身差の2着に敗北した。

7月24日、連闘で迎えた27戦目は、トワイライトマイル（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で池田敏樹騎手（18戦11勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったディープドリームから1馬身差の2着に敗北した。

8月7日、中1週で迎えた28戦目は、沼隈ぶどう特別（福山ダート1250m 曇/良）に出走。鞍上は20戦連続で池田敏樹騎手（19戦11勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のサクラアドバンスに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

8月13日、連闘で迎えた29戦目は、一般B3一（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は21戦連続で池田敏樹騎手（20戦12勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のエムザックソウルに2馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

9月5日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた30戦目は、ききょう特別（福山ダート1250m 晴/稍重）に出走。鞍上は22戦連続で池田敏樹騎手（21戦13勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月19日、中1週で迎えた31戦目は、敬老の日特別（福山ダート1250m 曇/重）に出走。鞍上は23戦連続で池田敏樹騎手（22戦13勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のコルシカタイムに4馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

9月25日、連闘で迎えた32戦目は、ほととぎす特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は24戦連続で池田敏樹騎手（23戦14勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。7着に敗れた。