ミチビキ（2016年生、母コスモクラッベ）

ミチビキ（2016年4月24日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「人工衛星の名前。勝利へ導いてくれるように」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のナカヤマフェスタ（当時10歳）と交配したコスモクラッベが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はビッグレッドファーム。戦績は、中央平地3戦1勝。主な勝ち鞍は2018年の2歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

蛯名利弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

7月28日、デビュー戦は宮崎北斗騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

8月18日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では渾身の力で末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のハミングデイズをハナ差振り切って初白星を挙げた。

9月8日、中2週で迎えた3戦目は、2歳500万下のアスター賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎北斗騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

3歳（2019年）

3月24日、約6か月半の休み明けで迎えた4戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

4月13日、中2週で迎えた5戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の山藤賞（中山芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず最後はサトノウィザードと並んで7着同着となった。

5月4日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に終わった。

6月1日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラスの国分寺特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

6月23日、中2週で迎えた8戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

7月20日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（福島芝1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に敗れた。

8月10日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラスの村上特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は宮崎北斗騎手（3戦1勝）。15頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず最後はマイネルプリンチペと並んで6着同着となった。

9月29日、中6週で迎えた11戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月26日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/重）に出走。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。11着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた13戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝2000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったメガフレアにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

12月1日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝2000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤田菜七子騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

4歳（2020年）

1月5日、中4週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた15戦目は、4歳以上1勝クラス（中山芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で藤田菜七子騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

2月1日、中3週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で藤田菜七子騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったレッドアルジーヌをクビ差捉え切れず2着となった。

2月16日、中1週で迎えた17戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉芝2000m 曇/重）に出走。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に敗れた。

4月11日、中7週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラスの桑折特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

5月3日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上1勝クラスの伊達特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。敢然と端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、3着を確保した。

5月17日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラスの胎内川特別（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に敗れた。

6月6日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上1勝クラスの国分寺特別（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（4戦0勝）。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい7着に終わった。

7月12日、中4週で迎えた22戦目は、3歳以上1勝クラス（福島芝2000m 雨/重）に出走。鞍上は柴田大知騎手（4戦0勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

12月20日、約5か月半の休み明けで迎えた23戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後はバタバタになってしまい17着に終わった。

5歳（2021年）

1月24日、中4週で迎えた24戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京芝2200m 雨/不良）に出走。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず6着に終わった。

2月20日、中3週で迎えた25戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は宮崎北斗騎手（4戦1勝）。15頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

2021年2月24日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。