オウサムフレンチ（2007年生、母スイートキャンディ）

オウサムフレンチ（2007年2月23日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のフレンチデピュティ（当時15歳）と交配したスイートキャンディが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）下河辺牧場。戦績は、地方16戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2010年のフォーチュネイトラベンダー特別(C1)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、下河辺牧場から「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

佐久間雅貴厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2009年）

4月29日、デビュー戦は斉藤正弘騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったポップコーンに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

6月17日、中6週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた2戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はバテてしまい5着に敗れた。

7月9日、中2週で迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山口竜一騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

8月5日、中3週で迎えた4戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山口竜一騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に敗れた。

8月27日、中2週で迎えた5戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 雨/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったモエレクリューガーに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

3歳（2010年）

1月20日、約5か月の休み明けで迎えた6戦目は、柏木健宏騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のアイファーヒルマンに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

2月1日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で柏木健宏騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったクラスペディアに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

3月1日、中3週で迎えた8戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で柏木健宏騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で柏木健宏騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鬼脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のキテキに3馬身の差をつけて2勝目をマークした。

4月7日、中2週で迎えた10戦目は、3歳戦のフォーチュネイトはなみずき特別（大井ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で柏木健宏騎手（4戦2勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

4月23日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦の東京ダービートライアル（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で柏木健宏騎手（5戦2勝）。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

5月19日、中3週で迎えた12戦目は、3歳戦のフォーチュネイトカーネーション特別（大井ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で柏木健宏騎手（6戦2勝）。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったタイセイシーザーに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

6月3日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦のあやめ特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で柏木健宏騎手（7戦2勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず10着に敗れた。

6月28日、中3週で迎えた14戦目は、3歳戦の矢車草特別（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で柏木健宏騎手（8戦2勝）。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた15戦目は、3歳戦のフォーチュネイトラベンダー特別（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で柏木健宏騎手（9戦2勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて、最後は2着のサウンドボーイを3/4馬身振り切って3勝目を獲得した。

8月12日、中3週で迎えた16戦目は、シューティングスター賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で柏木健宏騎手（10戦3勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、4着を確保した。