キャットプリンセス（1988年生、母アプリシェート）

経歴

デビュー前

3歳（1991年）

3月10日、デビュー戦は津留千彰騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は472kg。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

3月31日、中2週で迎えた2戦目は、郷原洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1200m 小雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい12着に敗れた。

4月13日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋行騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のミョウジンデットに3馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

5月11日、中3週で迎えた4戦目は、伊藤暢康騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の八重桜賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい9着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤暢康騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、6着を確保した。

6月15日、中2週で迎えた6戦目は、4歳500万下のクレマチス賞（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤暢康騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、抜け出したミラクルストーンを捕まえ切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

7月14日、中3週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下のおけさ特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で伊藤暢康騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったダイワシーゲルに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

8月18日、中4週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下の越後特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で伊藤暢康騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。

9月15日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は津留千彰騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、伸びてきたブロードマインド決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

10月12日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で津留千彰騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、少々速いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタケリボンに9馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月3日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で津留千彰騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が鈍り10着に敗れた。

12月1日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で津留千彰騎手（4戦1勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に敗れた。

12月21日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で津留千彰騎手（5戦1勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

4歳（1992年）

3月14日、約3か月の間隔を開けて迎えた14戦目は、L.デットーリ騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の’92オープニングカップ（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

4月5日、中2週で迎えた15戦目は、5歳以上900万下の勝浦特別（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は伊藤暢康騎手（5戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。敢然と端をきり、息の入らないペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい7着に終わった。

4月18日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた16戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤暢康騎手（6戦0勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入った。

10月31日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた17戦目は、4歳以上500万下の精進湖特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は津留千彰騎手（6戦1勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

11月15日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津留千彰騎手（7戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい8着に敗れた。

11月28日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で津留千彰騎手（8戦1勝）。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に敗れた。

12月20日、中2週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は伊藤暢康騎手（7戦0勝）。15頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、4着を確保した。

5歳（1993年）

1月16日、中3週で迎えた21戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤暢康騎手（8戦0勝）。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

2月13日、中3週で迎えた22戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は津留千彰騎手（9戦1勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。