ハッピーダンサー（2013年生、母ハッピーダイアリー）

ハッピーダンサー（2013年5月10日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「母名の一部の＋冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のメイショウサムソン（当時10歳）と交配したハッピーダイアリーが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2017年の一般C1七。

経歴

デビュー前

2歳のとき、社台ファームから「千葉サラブレッド・セールサラブレッド2歳」に上場され、前迫義幸によって702万円で落札された。

尾関知人厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2016年）

1月11日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

3月27日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（中京芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

10月1日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg戻して迎えた3戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

10月23日、中2週で迎えた4戦目は、田知弘久騎手を鞍上に迎えて、一般C2十二（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた5戦目は、一般C2十一（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で田知弘久騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた6戦目は、一般C2十一（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田知弘久騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のように疾駆したが、抜け出したオイヌサマにクビ差届かず2着に惜敗した。

12月4日、中1週で迎えた7戦目は、一般C2十（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で田知弘久騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したダイシンヤースを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

12月18日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2八（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で田知弘久騎手（4戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、で集団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のライジングティアラに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（2017年）

1月18日、中3週で迎えた9戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、一般C14（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

2月1日、中1週で迎えた10戦目は、中島龍也騎手を鞍上に迎えて、一般C14（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。

2月27日、中3週で迎えた11戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C20（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はヴィエントゴールドと並んで1着同着となった。

8月13日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた12戦目は、一般C2六（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田知弘久騎手（5戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ホワイトフローラにクビ差交わされて2着に甘んじた。

8月27日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2六（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田知弘久騎手（6戦1勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメッザルーナに7馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

9月10日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2三（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田知弘久騎手（7戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエイシンソニックに8馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

10月1日、中2週で迎えた15戦目は、一般C1六（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で田知弘久騎手（8戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

10月15日、中1週で迎えた16戦目は、一般C1七（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で田知弘久騎手（9戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るカルマクイーンを豪快な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて制した。

10月31日、中1週で迎えた17戦目は、白山白峰温泉まつり特別（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で田知弘久騎手（10戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

11月14日、中1週で迎えた18戦目は、一般B2七（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で田知弘久騎手（11戦4勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、後続との差を5馬身以上保って、で馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は失速してしまい10着に敗れた。

5歳（2018年）

9月16日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた19戦目は、塚本雄大騎手を鞍上に迎えて、一般C3-8（高知ダート1300m 晴/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったトーアアステリオスに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。