アサクサポパイ（1987年生、母トリノ）

アサクサポパイ（1987年4月15日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のナグルスキー（当時6歳）と交配したトリノが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）服部牧場。戦績は、中央平地11戦0勝2着6回、中央障害8戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は1991年の障害4歳以上400万下。

経歴

デビュー前

平井雄二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1989年）

12月2日、デビュー戦は柴田政人騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。19頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

12月23日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったインドラに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

3歳（1990年）

1月13日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で柴田政人騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったロンサムボーイに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

2月11日、中3週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 小雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で柴田政人騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月10日、中3週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田政人騎手（4戦0勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のように疾駆したが、マンテンパパに交わされて1馬身半差の2着となった。

9月15日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、五十嵐久騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1800m 雨/重）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に敗れた。

9月29日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は柴田政人騎手（5戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では印象的な伸び脚で猛進したが、グッドマンに交わされて8馬身差の2着に敗北した。

10月14日、中1週で迎えた8戦目は、増沢末夫騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、抜け出したミスターキーストンにクビ差届かず2着に甘んじた。

10月21日、連闘で迎えた9戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で増沢末夫騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。

11月4日、中1週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で増沢末夫騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた11戦目は、上野清章騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたカツラギサバンナ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

4歳（1991年）

1月13日、中7週で迎えた12戦目は、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に55kgの軽斤量で出走。鞍上は五十嵐久騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のミホダンディに1馬身の差をつけて1位入線にしたが、その後6着に降着となった。

2月10日、中3週で迎えた13戦目は、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 曇）に55kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で五十嵐久騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月23日、中5週で迎えた14戦目は、星野忍騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 雨）に出走。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったダンアイリスから2馬身半差の2着に敗北した。

8月10日、約4か月半の休養明けで迎えた15戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2800m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で星野忍騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のオンワードコインに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

8月31日、中2週で迎えた16戦目は、障害4歳以上400万下（新潟障害芝2800m 外→内曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で星野忍騎手（2戦1勝）。5頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったサンアローから半馬身差の2着に敗れた。

9月29日、中3週で迎えた17戦目は、障害4歳以上400万下（中山障害芝→ダート3200m 曇）に56kgの軽斤量で出走。鞍上は五十嵐久騎手（3戦0勝）。5頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に敗れた。

10月26日、中3週で迎えた18戦目は、障害4歳以上400万下（東京障害芝→ダート3300m 曇）に56kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で五十嵐久騎手（4戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のメジロギアーに1馬身半の差をつけて2勝目をマークした。

12月1日、中4週で迎えた19戦目は、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に56kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で五十嵐久騎手（5戦1勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったシンボリモントルーから3/4馬身差の2着となった。