サルース（2016年生、母ストームイメージ）

サルース（2016年4月12日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「健康の維持や衛生を司る女神（ローマ神話）」。毛色は鹿毛。種牡馬のハービンジャー（当時10歳）と交配したストームイメージが16歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は松浦牧場。主な勝ち鞍は2020年のカタクリ賞(一般C2三以下牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、松浦牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、鈴木照雄によって453.6万円で落札された。

加用正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

7月15日、デビュー戦は川又賢治騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は430kg。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

8月5日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で川又賢治騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

9月15日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1200m 曇/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で富田暁騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では全く伸びず9着に敗れた。

10月13日、中1週で迎えた5戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。17頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く14着に終わった。

11月4日、中2週で迎えた6戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に終わった。

11月24日、中2週で迎えた7戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では最後まで息が続かず14着に終わった。

3歳（2019年）

2月17日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で17番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、6着に入り込んだ。

7月21日、約5か月の休み明けで迎えた9戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。15頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では決め手が足りず11着に終わった。

8月27日、中4週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた10戦目は、中島龍也騎手を鞍上に迎えて、3歳B6（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず4着に敗れた。

9月10日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた11戦目は、3歳B6（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中島龍也騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

9月25日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2十（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で中島龍也騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったメイショウコスイに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

10月8日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2十（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で中島龍也騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったデルマアンバリッドに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

10月20日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定戦のスプリントプリンセス賞（金沢ダート900m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で中島龍也騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。

11月5日、中1週で迎えた15戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C2六（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に敗れた。

11月19日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2七（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は中島龍也騎手（5戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

12月1日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定戦のポインセチア賞（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

12月17日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2八（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は中島龍也騎手（6戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

4歳（2020年）

3月15日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から13kg増やして迎えた19戦目は、堀場裕充騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のつばき賞（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は失速してしまい10着に終わった。

3月24日、連闘で迎えた20戦目は、一般C2三（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で堀場裕充騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が冴えず4着に終わった。

4月7日、中1週で迎えた21戦目は、牝馬限定戦のカタクリ賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で堀場裕充騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて、最後は2着のクリキンツバを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

4月28日、中2週で迎えた22戦目は、牝馬限定戦のかきつばた賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で堀場裕充騎手（3戦1勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた23戦目は、一般C1九（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で堀場裕充騎手（4戦1勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、フェルヴィドに交わされて3馬身差の2着となった。

5月26日、中1週で迎えた24戦目は、牝馬限定戦の花桃賞（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で堀場裕充騎手（5戦1勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が悪くなり9着に敗れた。

7月7日、中5週で迎えた25戦目は、一般C1十（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で堀場裕充騎手（6戦1勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、後続との差を2馬身以上保って、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

7月21日、中1週で迎えた26戦目は、一般C2六（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で堀場裕充騎手（7戦1勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

8月2日、中1週で迎えた27戦目は、一般C2六（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で堀場裕充騎手（8戦1勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

8月18日、中1週で迎えた28戦目は、一般C2五（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で堀場裕充騎手（9戦1勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月15日、中3週で迎えた29戦目は、一般C2六（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で堀場裕充騎手（10戦1勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコケラオトシに7馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

9月29日、中1週で迎えた30戦目は、牝馬限定戦のハクサンコザクラ賞（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で堀場裕充騎手（11戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり7着に敗れた。

10月13日、中1週で迎えた31戦目は、一般C1三（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で堀場裕充騎手（12戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

10月27日、中1週で迎えた32戦目は、国造ゆずまつり賞（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた33戦目は、鈴木太一騎手を鞍上に迎えて、一般C1三（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

11月22日、中1週で迎えた34戦目は、世界のアベマル頑張りました記念（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は堀場裕充騎手（13戦2勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

12月8日、中1週で迎えた35戦目は、田知弘久騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のビオラ賞（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

12月17日、連闘で迎えた36戦目は、特別編成（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は堀場裕充騎手（14戦2勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。

5歳（2021年）

4月27日、約4か月半の休み明けで迎えた37戦目は、一般C2四（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で堀場裕充騎手（15戦2勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり7着に終わった。

5月18日、中2週で迎えた38戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、一般C2七（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

5月30日、中1週で迎えた39戦目は、一般C2七（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は堀場裕充騎手（16戦2勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

7月4日、中4週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた40戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C1五（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

8月10日、中4週で迎えた41戦目は、関本玲花騎手を鞍上に迎えて、一般C2（盛岡ダート1000m 雨/不良）に出走。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

9月12日、中4週で迎えた42戦目は、木村暁騎手を鞍上に迎えて、一般C2（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びを欠き9着に終わった。